海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

資材搬入と土砂投入に対する抗議行動

2019-01-21 23:56:45 | 米軍・自衛隊・基地問題

 21日(月)はキャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目と2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。2回目の搬入時には40名ほどの市民がゲート前に座り込み、機動隊に強制排除されたあとも抗議の声をあげ続けた。

 ゲート前に座り込んでいた一人の女性を機動隊員が二人で、道路の反対側まで引きずっていく場面があった。乱暴な排除に非難の声が飛んだ。

 過積載のダンプカーが目立った。これ以上積んではいけない、と荷台に赤線や矢印で示している車両もあるが、明らかにそれを上回って石材を積んでいる。上の写真は栗石を搬入しているが、根固め用袋材や埋立工区で護岸の内側に防砂シートを敷くために使用すると思われる。

 ダンプカーの中にはきちんと積載量を守っている車両もある。荷台からはみ出した量を見るだけでも違いは歴然としている。

 上の3枚は護岸工事の捨石に使用される大きな岩だが、荷台からはみ出しそうなほどの量が積み込まれている。先週もこのような大きな岩が搬入されており、新たな護岸工事の準備が進められているようだ。

 資材を搬入する車両が何回かに分かれてやってくるので、抗議行動も長時間になった。ゲート前から排除されても、歩道でシュプレヒコールや歌がくり返されたが、若い女性がマイクを手にして力強い訴えを行っていた。

 途中、豊原の高台から辺野古側の工事の様子を見た。辺野古岬近くの②-1工区では、ダンプカーがK9護岸から運んできた土砂を下ろし、ブルドーザーが広げる作業が行われていた。

 隣の②工区では、白い防砂シートが山積みとなり、護岸の内側に設置する作業が行われていた。護岸の上に栗石を敷き詰め、その上に白い防砂シートを張っていく。沖縄防衛局はこの工区でも3月から土砂を投入すると打ち出している。

 ゲート前で資材搬入を止めなければ、埋め立て工事は進んでいく。この現実から目をそらしてはならない。

 瀬嵩の海岸から見ると、K9護岸ではランプウェイ台船にダンプカーが乗り込み、土砂の陸揚げが行われていた。ダンプカーはそのまま土砂を辺野古岬まで運び、②-1工区に投入している。

 並行してガット船からランプウェイ台船への土砂の積み替えが行われていた。すでに土砂を積み替えたランプウェイ台船も2隻待機していて、連続して土砂を陸揚げする態勢が作られている。それに対し、今日もカヌーチームと抗議船が海に出て、抗議行動を取り組んでいた。

 


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