海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前抗議行動/雨具もなく警備員を濡れっぱなしにするテイケイのブラックさ

2024-03-01 23:00:49 | 米軍・自衛隊・基地問題

 3月に入った。1日(金)は午後2時53分頃に名護市辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 小雨が降るなか、23人の市民がゲート前に集まり、辺野古新基地建設の資材搬入に反対した。

 セメントや砂など生コンプラントの材料やクラッシャーラン、K5~K7護岸の石材、鉄筋コンクリート製の資材、残土搬出用の空トラック、フォークリフト、バックホーなどが入っていった。

 今週、K5~K7護岸建設用の石材は、連日45台ほどが入っている。

 この日は朝からずっと雨が降っていて、ゲート前に来ている市民、県警、沖縄防衛局員はみな雨合羽を着けるか傘を持っていた。

 ところが、テイケイの警備員は雨具がなく、雨に濡れっぱなしになっていた。工事用ゲート前だけでなく、他の現場も同じだった。

 土砂降りではなくても、長時間立っていれば制服に雨は染みとおり、最後はずぶ濡れとなる。

 いくら沖縄でもこの時期に雨ざらしになれば、体は冷えて健康を害する。

 天気予報で雨が降るのは分かっているのだから、本来なら雨具を付けて警備に当たるのが常識だ。

 しかし、テイケイの現場責任者には、そのような常識が通用しないらしい。

 これほど従業員を大切にしない企業は、ブラック企業としか言いようがない。

 テイケイの社員は泣き寝入りしないで、労働者としての権利を主張した方がいい。どんなに言っても会社が無視するなら、労働基準監督署に訴えればいい。

 午後3時52分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 K2護岸の近くにダンプトラックが土砂を下ろしたが、これが最後の1台で、あとはブルドーザーとローラー車が土砂を均していた。

 この日は朝、ガット船2隻(第三十八ひなた丸、清明)が大浦湾に入った。

 


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