海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古新工事用ゲート前抗議行動/辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

2024-10-11 21:58:45 | 米軍・自衛隊・基地問題

 11日は午後2時55分頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 10人の市民が抗議の声をあげた。10月に入ったのに沖縄は蒸し暑く、立っているだけで汗をかいた。

 久しぶりに辺野古の抗議行動に参加したが、元国語教師として、この1ヶ月余のことを10字以内でまとめると以下の通り。

 いろいろあった。(参考/清水義範「国語入試問題必勝法」)

 生コンプラントの材料やN1護岸建設用の石材、再生材などが搬入されていたが、工事車両が増え、しかも間をおいてダラダラやってくるので、苛立ちの声が発せられていた。

 こんな工事をチンタラ10数年かけてやっても、滑走路が短いので普天間基地がすぐに返還されるわけではない。

 難工事であればあるほど工事費は膨らみ、ゼネコンと防衛族の政治家、官僚は儲かる。

 国民なんて馬鹿だから、と鼻で笑っている奴らがいるわけだ。

 衆議院選挙が実質的に始まっているが、辺野古新基地建設なんて、国民をなめている奴らの金儲けの手段であり、茶番にすぎない。

 それに付き合わされる沖縄人の腹立たしさよ。

 死にくゎれ、腐り日本政府が。

 午後3時26分頃、新工事用ゲートの近くから大浦湾を見ると、ガット船・第八太海丸がランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。

 午後4時29分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見ると、土砂の仮置き作業が続けられていた。

 土砂を運んできたダンプカーは、新工事用ゲートから入ったものと思われる。

 午後4時51分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 作業は終わっていたが、A護岸の工事現場では、鋼管杭を途中まで打ち込んだままになっていた。

 鋼管杭は手前の横一列だけで九本が打ち込まれているようだ。

 A護岸やN1護岸の工事が行われているため、K8護岸だけを使って4隻のランプウェイ台船が接岸していた。

 護岸の上はダンプカーがやっとすれ違えるだけの幅しかない。ランプウェイ台船を集中させても、ダンプカーの運行には限界があるのではないか。

 沖縄防衛局が一つの護岸に無理に台船とダンプカーを集中させ、安全性を無視して事故を起こさないか注意したい。

 N1護岸の建設がかなり進んでいる。完成するとN2護岸と繋げられ、内側の埋め立てが始まる。

 政権交代を実現して、この工事をいったんは止める政治状況を作らないといけない。

 


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