剣豪の宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘は、豊前の国小倉藩領の船島(現在は下関市です)で行われました。これによりその島は通称巌流島と呼ばれています。なぜ巌流かというと小次郎の号が巌流だったからだそうです。敗れた方の名が付けられたのですから、昔の人々は小次郎を応援していたのでしょうか。
今回の題材も、いちごナンプレ研究所さんが「仮定法派が必要ですよ」として公開された作品で、次の図です。
作家さんご本人が「武蔵」と命名されて居ります。しかし、申し訳ありませんがこのブログ内では「巌流島」と名付けさせていただきます。ご了承ください。
まず、解き易くします。
整理出来ませんので、この図から解き始めますが、尋常な攻め方では手が出せません。従って、難問用の手段「まぼろし」を使います。
左側ユニットで、親の4と絶対に磁石にならない数字は1と2と3と5と7と9です。この6個の数字が4と同居しないとすると、赤色に塗った処に入ります。この図をA図とします。
そして、この6個の数字が4と一回同居するとすると、青色に塗った処に入ります。この図をB図とします。
A図とB図を重ねますと、まぼろしの二択と二国同盟が出現します。見易いようにそれ以外のマスの色を消しますと、
こんなに出現していたのです。赤グループと青グループのどちらかが確定しますので、同じマスに他の数字は入れません。
従って、6と8は削除されます。
こうなります。全ての数字の色を消しますと、
三国同盟で、
1で進めて、
2で進めて、
9で進めて、
3で進めて、
6で進めて、
5で進めて、
8で進めて、
7の奇数個連鎖です。7から上へ 強・弱・強・強・強・弱・弱 で、7は削除されます。
三国同盟で、
二国同盟で、
XY-Chain です。6・8-8・4-4・8-8・5-5・6 で、▢の6は削除されます。
色を消します。
二国同盟で、
進めて、
XY-Chain です。1・7-7・8-8・4-4・8-8・4-4・1 で、▢の1は削除されます。
9で進めて、
3で進めて、
XY-Chain です。4・7-7・5-5・7-7・4 で、▢の4は削除されます。
進めて、
XY-Chain です。4・3-3・8-8・7-7・1-1・8-8・4-4・8-8・4 で、▢の4は削除されます。
6で進めて、
5で進めて、
8で進めて、
4で進めて、
3で進めて、
9で進めて、
7で進めて、
正解です。
武蔵(634)が中央で仁王立ちをしています。そして、
その横で、討たれた小次郎(926)が倒れかけています。まさしく決闘のエンディングのように見えます。
上の図が、作品名を「巌流島」とさせて頂きました理由です。
難問が続きましたので、次回は少し緩めて詰ナンプレにしたいと思います。いずれもネットで見つけた質問図です。
Ⅰ図
Ⅱ図
詰ナンプレですので、一回のロジックの後は芋づる式に数字が決まらなけれはいけません。簡単では無いですが、挑戦してみてください。Ⅱ図が解けると嬉しいですヨ。
ご覧頂きまして有難うございました。
舟島の人々が小次郎という個人を応援していたかは私も分かりませんが、
とにかく出身地がより舟島に近い側を応援していた可能性も無いことは無いと思います。
さながら大阪府民が、兵庫県を本拠地としている阪神タイガースを応援するような感じで(笑)
仰るとおりなのでしょうネ。武蔵は完全なアウェーだったのですから。
でも、小倉藩の幹部は勝った武蔵を藩外へ逃がしています。武士ですね。