俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

大問題

2007-10-31 00:23:48 | 社会問題
 今日、御茶ノ水橋を渡るときにBIGISSUEを買った。通ったときに販売員を見かけると必ず買うようにしている。ただ少し驚いたのが今号から300円になったこと。もともと200円だったので、販売員のおっちゃんに「いくらでしたっけ?」と聞いたら、「300円です」と言われ面食らった。

 まー100円値上がりしたから買わなくなるわけではないので、そんなの関係ないですがね。ただ冷静に考えるとこのページ数で300円は高いかもしれません。そのうちの160円が販売員に渡るので実質140円。うーん、なんとも言えない。

 まーそれはおいといて、今日は買ってみてから思ったんです。『なんで毎回買ってんだろ』って。買い始めたきっかけはテレビの特集をみて。最初はそういったいわゆるホームレスの社会復帰という目的に興味があったわけでなく、冊子の内容自体に興味があった。いまでもそうで、毎回のインタビュー記事と特集を楽しみに買い求めているわけだが。とりあえずまずそれが一つ買う理由だろう。

 ただどこかで販売員の境遇に同情してるんじゃないかって思う、悪い意味でね。昔からそうなんですよね、ボランティアみたいなものに対する後ろめたさ。同情というか哀れみというか、そういう感じの気持ち。言葉を知らない人間ですのでこう表現するのはよくないのかもしれませんが、弱者に対する慈しみと言うよりも哀れみの気持ちがあるような気がしてならないわけです。

 弱者という表現も気分の良いものではないです。なんだか自分が優位に立って、ボランティアしているのではなくやってあげてるみたいな感覚。それが嫌い。だからただでさえ普通の人になんかしてあげることにすら抵抗を感じるわけである。 まーというわけで人を見下して優位に立つと言うことに優越感を感じるために買っているのではないかと不安に思う。それ以上に免罪符を買ってる気分になる…あれです、日本の外交政策と一緒です。金出して社会に貢献した名誉を買ってる…。それがこの雑誌を買ってる理由になってやしないか不安になったのが今日でした。 ただ最終的には自分のために金をだして買ってるからいいや、とは思うんですけどね。そしてそのお金も俺が稼いだものでないし(何。今回はジョン・ボン・ジョビのインタビューが素敵だったので気にしないことにします。

 でもまだまだ私には誰かのために何かすることが恐れ多いことには代わりない気がしました。

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