俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

モロッコにいった話12(砂漠の旅ここはサハラ・モロッコ5日目後半)

2013-10-30 16:09:19 | モロッコ旅行2013
前回までのあらすじ

旅行5日目。朝「ブーマルン・ダデス」を出発した我々はダデス渓谷を見て「リッサニ」の街で体育会的な昼食のもてなしを受け、ようやく「メルズーガ」にある砂漠の真ん前にあるホテル「Auberge du Sud」に到着しました。



9月21日 17:30

陽も傾き始めた頃、ラクダツアーが始まります。
陽気なフランス人たちとともに砂漠へGOです。



ラクダに乗ったことがあるひともまれにいると思いますが、すげぇ疲れます。いやまぁ歩くよりかは楽なんだけど、これはこれでつらい。かなり揺れるし、高いし、砂丘を登るときはなんてことないですが砂丘を下るときはラクダもすべるのでスリリングです。



しかもですよ、僕は少しなめてました。てっきり30分体験的なものを想像してたら2時間くらい乗るんですよ(30分サンセット休憩がありますが)。途中から「ゴールどこですか?」「ゴールまだですか?」みたいな気持ちになっていました…。2時間ラクダから振り落とされないようにまたがった脚を内側にきゅっと締めつづけていると、地面降りたときのプルプル感っていったらありゃしないです。すごい魅力的でしょ。2時間も乗れちゃうんです。





途中ただただ揺られてもあれだからこういうときに流す音楽ってなにかなぁと考えていたんですが「日本に砂漠ってないから砂漠をうたった歌ってないよなぁ」という答えが…。それでも考え唯一思いついた曲が『東京砂漠』。内山田洋とクールファイブ。「あ~あなたがいればぁ~日はまた昇るぅ~この東京砂漠ぅ~♪」とラクダに乗りながら歌うジャップが一人いました…。





(ラクダツアー始まって2時間半後 現地時間20:00)

まっくら。こんなに真っ暗な世界があるのかってくらい真っ暗ななかキャンプ地に到着。ラクダから降りるわけですが、どこにラクダの糞があるかわからず自動的に糞に着地します。(砂漠にはバクテリアがいないので糞がそれだけで分解されて土や砂に戻ることがほとんどできず、ラクダ行くところに糞とフンコロガシありです)

さっそく夕食。タジンとパンです。注意点はキャンプに住み着いている猫です。追い払うのがめんどくさいです。



夕食を食べ終え、楽しい音楽の時間。



個人的にはこうやって深い意味もなく焚火の近くで音楽を聴くという、それこそアウトドアスイーツ女子憧れの風景にどっぷりつかるのは初めてでしたが、悪いものじゃないんですなぁ。となりに一人でビール飲みまくって酔っぱらって台湾人の女の子たちをやじったりテキトーなこと言って一人盛り上がってる日本人がいなかったらもっといいのにと思っていたのはさておき、一緒に来ていた陽気なフランス人たちが葉っぱを吸っていてその煙を近くで受けることで僕は激しい頭痛にさいなまれていたのもさておきですよ、こういうのはいいと思う。



そういう神聖さというはすごい貴重で、火が持っている神秘性、音楽が持っている神秘性、夜が持っている神秘性、砂漠に簡単な絨毯を敷いて地べたに座りそれらを全身で受けとる。ありのままのそのもの自身を受け取っている貴重さに幸せを感じるものです(がっつりスイーツ的な発言をしている僕です)。



まぁ砂漠といえば満点の星空というのがつきものですが、前々回言った通り満月ですから星は見えません(苦笑。これでもか、これでもか、という月の自己主張の強さにお見舞いされます…。また満月でないときに砂漠に来たいと思いました。



そして夜は更けていくのでした。

<モロッコ旅行はHikali Safariで>

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