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「笹屋伊織」は1716年、京の地に暖簾をかかげ、
京都御所と寺社仏閣、茶道家元のご用命だけを勤めて
300余年の歴史を重ねた老舗和菓子店です。
子どもの頃から小豆が苦手だったこともあり、
最中はもちろんのこと饅頭も食べたいと思ったことがなく、
茶道の稽古でも食べませんでした。
きっかけが何だったか記憶にないのですが、
赤飯が美味しいと思うようになり、
小豆に対して少しずつ抵抗がなくなってきたのです。
そして、餡と皮が別になり、食べる時に
餡を詰められるようにした最中を知りました。
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何といってもこの皮が香ばしく、
これだけで売って欲しいと思う程です。
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皮に餡を詰めていただいてみれば、サクッ
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何ともいえない食感と絶妙な甘さにノックアウト
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最中を美味しいと思うなど我ながらビックリでした。
最中が苦手なのは、皮がしっとりして、
口の中にへばり付いたものを子どもの頃に
食べたのが原因だったはずと思い出したのです。
スイーツは苦手であったのですが、
食わず嫌いではもったいないと思い始め、
興味が出てきた今日この頃です。
2020.12.29