まるみのあっちこっち巡り

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震災から完全復活を遂げた小峰城へ

2020-03-12 00:33:30 | お出かけ 東北



福島県中南部に位置する白河市は、
古代より白河関が置かれた要塞の地でしたが、
江戸時代には名城・小峰城を中心に栄えた
長い歴史と文化が息づく城下町です。







その街を襲った東日本大震災の震度6強の揺れにより、
石垣9箇所にわたり崩落しました。
それから1か月後の4月11日には、震度5強による
余震で新たに1箇所の石垣が崩落しました。







震災で約7,000個もの石材が崩落しましたが、
それから8年後の2019年4月に完全復活
美しい佇まいを取り戻しました。







1632年に初代藩主・丹羽長重が本丸や二の丸を
総石垣造りに大改修した平山城。

戊辰戦争で三重櫓などが焼失しましたが、
平成3年に木造復元された三重櫓と
平成6年に復元された前御門が、
見事な石垣の上に建っているのです。







三重櫓の内部の見学も可能です。
入場料として決まった金額はありませんが、
心付けを箱の中に納めました。







日本100名城の一つにして国指定史跡の小峰城。
盛岡城、会津若松城とともに
東北三名城にも数えられています。







白河市のシンボルである小峰城、
震災によって崩落した石垣の早期修復や
小峰城跡整備のため寄付金を受付ているようです。







公園としても整備されており、市民の憩いの場です。
観光客にとっても名城を起点にして、
史跡を訪ね、伝統を知り、
名物グルメも堪能したいものです。

福島県白河市郭内1-2

2019.9.14
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