日々雑感

子供たちはいなくなり、夫とワン1匹暮らし。

熊本地震3

2016年04月26日 | 家族
日曜日に夫と車で熊本へ行ってきた。
覚悟していた渋滞がなかったのは、前日に熊本まで新幹線が復旧したからかな。

電話でどちらの実家も大丈夫だとは聞いていたけど、やっぱりちゃんと見ないと安心できない。
まだ大丈夫でも、また大きな地震があったら大丈夫なのか?
地震後すぐに行けず、もどかしく不安な気持ちを抱えていた。

阪神大震災前に建てた木造の私と夫の実家。耐震構造ではない。
私の実家は以前、調べてもらったら、耐震ゼロと言われたそうだ。

とにかく家の状態を確認したい夫。水平器を持参した。
夫の調査(建築の専門家ではない)では、小さなヒビがいくつかあるけど、傾いているところはないし土台がしっかりしたままなので、大丈夫(どちらの家も)とのこと。
夫の実家は瓦がけっこう落ちてブルーシートの順番待ちだけど、雨漏りはしていない。

とにかくホッとした。

家具を固定していた夫の実家は、当然家具は倒れなかった。
私の実家は固定していないのに、家具が全く倒れなかったそうだ。すぐ近くの妹の家は倒れまくったとのこと。

なぜだろう?と家具を見て気がついた。
家具前面の下に紙(チラシ数枚を折ったもの)を挟み込んでいる。妹のとこはやっていない。
昔からやっていたことだけど、これのおかげで倒れなかったのかな。だとしたら昔の人の知恵。
我が家も家具を安定するために、紙やダンボール、薄い板とかを挟み込んでいる。

台所の吊り棚も扉が開かなかったそうだ。中では物が倒れていたようで、開けたらヤカンが降ってきた。
扉ロックなんかないけど、けっこう固い扉なので力を入れないと開かない。そのおかげなのかな?

けれど、棚の壺(高価なのか?)とか、ビクターの犬たち(古!)、花瓶類は落ちて割れたそうだ。食器棚の中で食器も。
片付けは妹が済ませており、「片付けに行かねば!」と勇んで行ったけど、片付け仕事はなかった。
落ちかかったままの照明カバーを取り付けたくらい。
スーパーは営業していて、手に入らないものを持っていこうと思っていたけど、それも特になかった。

昔、実家は背の高いブロック塀で囲まれていて、古くなってちょっと傾いてきていた。
これは地震があったら倒れるから危ない。と母が言い出して、フェンスに替えたのが10年くらい前。
おかげで塀の倒壊はなかった。

ネットで地震情報を見ていて、ここ数日はすごく少なくなっていると思っていたら、実際はそうではないらしい。
気象庁の地震情報に載らない地震もあるようだ。
事実、熊本に居る間に、小さい地震が何度かあったけど、それは地震情報には載らなかった。
地震情報で知るよりたくさんの余震が起こっている。

熊本市の西区と南区、3号線を南に下って隣の市と通ったが、その範囲はブルーシートの家がポツンポツンとあったくらいで潰れた家はなく、いつもと変わらない風景だった。
益城と阿蘇の狭い地域に被害が集中しているようで、被災している方々が早く普通の日々に戻れることを願っています。

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