美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

IQと頭の良さ

2011-06-08 14:21:33 | Weblog

韓国では、教育現場で子供のIQ値を、より指標として評価し、実際の学習効果や適性判断に活用しているようです。例えば、IQ値から想定する成績や学力偏差値(学力期待値)などを算出して、その生徒の指導の参考にすると言ったものです。日本では、あまり自分のIQ値数を知っている人は多くないと思いますが、韓国では、ほとんどが知らされており、以前「韓国スターの頭脳ランキング」と言うものまで紹介されていた記憶があります。ところで、’頭が良い’とはどういう事なのでしょうか?そして、IQ(知能指数、Intelligence Quotient)が高いことと’頭が良い、知能が高い’ことはどれほど関連性があるものでしょうか?

知能の定義は、調べてみると意外と明確ではないようです。「何らかの知的活動を行う時の心の特性」と言う表現がありますが、こうなると心が定義されないといけないようです。それでも実際、世の中には‘知能の高い=頭のよい人’と思われる人は存在します。私の大学医学部時代、周囲には、明らかに秀才と言える人たちがいました。中でもある友人は、試験前まで一緒によく酒を飲んでいても、彼は直前にさっとノートに目を通すだけで、内容を記憶してしまい、成績は常に上位。一方私は及第点すれすれと言う結果に、頭の構造の違いを嫌でも認識させられたものです。一方その後、大学を卒業し医学の様々な分野で活躍するようになると、必ずしも成績優秀な人たちが、医師としてまたは、研究者や大学の教員として認められているかと言うと、意外に、成績はほどほどで、むしろ人付き合い重視と言った友人たちが、重要なポストに着いていたりします。そんなこんなで、IQよりもEQEmotional Intelligence Quotient)という評価を考え出した人たちがいました。これは感情コントロール能力、対人関係能力を判断するものだそうです。確かにこちらの方が、会社などの集団では役に立ちそうですが、またそれが全てとも考えにくいです。

 

IQ値、知的活動の基礎能力の目安になるのなら、スポーツをする時の基礎体力や運動神経と同じで、高い方が何かと便利そうではあります。一方、チームプレーが必要な競技であれば、個人が突出しすぎることでゲームに敗れることもあるでしょう。「IQテストで解るのは、知能の高さではなく、その人のIQ値が高いか低いかだけである。」と言った研究者もいるように、適性テストと1つと捉え、参考にする位が良いところでしょう。

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