再びこうやく病が発生しました。
こうやく病は、桜や梅などの枝や幹の表面に黒や茶色のフェルト状のものが
張り付いて見える症状があり、糸状菌(こうやく病菌)による病気です。
菌はカイガラムシと共生しています。
このまま放って置くと、枝が枯れてしまうかもしれません。
前回の発生は2014年2月。
庭の入り口にある枝垂桜でした。
今回は山の庭の桜に発生。しかも、あっちこっちで。
河津桜1本、八重桜3本、桜1本。
ソメイヨシノや御衣黄、御前桜は今のところ無事。
枯れてしまっては、元も子もないので早速手当に取り掛かりました。
まずは石灰硫黄合剤を薄めて刷毛で塗りました。
写真は1日経過したものです。まだ、黒い部分が残っています。
さらに、桜が弱っているので、土壌を中和することを勧められ実施。
細かい根のあるあたりに、苦土石灰と竹炭を散布しました。
里山を彩る桜を守るための大切な仕事です。