会山行の下見のつもりが、野暮用で午前中がつぶれた。
午後2時頃、2つある下見個所うちの1箇所に出かけた。
冷水あたりから雪が見えだした。
パノラマラインは閉鎖中。
雪はこんなもんか。
恐山は地熱もあり、積雪0cm。
境内?の鶏頭山・地蔵山・剣山も見たところ積雪0cm。
不安がよぎるが、とりあえず登山口へGo。
(冷水。この後、山側には雪が見えるようになる。)
(パノラマライン入口。閉鎖されているが除雪はある程度終わっているようだ。)
登山口着。
思っていた以上に雪はある。
スノーモービルの跡が1台だけ。
半分以下に減ったとしても、何とかなりそうだ。
途中の立ち枯れの尾根さえ後はバッチリだ。
(Ⅰ週間後はぎりぎりか。少しホッとした。)
(スタート直後の林道も積雪OK)
所属する会の総会参加ついでに、マイナーな山を一つ登った。
七森。
十和利山の東、約1.7kmにある標高793mの山だ。
山頂直下まで農道が続いているので、簡単に行けると出かけたのだが、起点からヌル沢越えの橋まで工事中。
皆さん働いている中、スキーを担いで「ゴメン、ゴメン」と歩くのは気が引けるので、ルートを変える。
迷ヶ平から北に向かい、五戸川の源頭部を横断する。
所々、口は開いていたが、まだ雪で詰まっていて、難なく渡ることができた。
そこから東に進路を変え、H604mを目指す。
途中数個所小さな枝沢を超えると、牧場に出た。
工事中の重機が見える。
H604mから再び北に進路を取り、ヌル沢の源頭部に向かう。
二つ枝沢を越えたあたりから、ヌル沢の渡渉点を探すが、南向きの沢は雪解けが早く、なかなか見つからない。
予定を変えて、目の前に聳える十和利山に登ろうかな、っと思い始めたころにようやく見つかる。
後は、七森の西尾根を忠実に歩くだけだが、上に行くに従い、雪が心細くなってきて、ついになくなる。
スキーを担いで数十メートル。
南側に結構雪が付いている。
再びスキーを装着して、トラバース気味に山頂を目指す。
山頂は細長い尾根状になっていて、崩壊しかけの雪庇が張り出していた。
山頂からは、北に戸来岳、南にドコノ森が見えた。
南東に延びる尾根に雪が付いていたので、滑り込む。
農道手前で雪は終わる。
農道上で昼休憩をして、スキーをザックに取付る。
モンベルのランドナーパック40は、装着が簡単にできてこの作業が苦にならない。
ヌル沢の橋で再びスキーを付けて、H604mに登り返す。
ここからは、往路を忠実に帰った。
車に到着して、片付けていると雪は降りだしてきた。
雪は徐々に強まり、標高を下げると雨に変わった。
八戸でいつになくゆっくりと風呂に入り、ビールを飲む態勢を整えた。
(迷ヶ平を出発。七森が見える。)
(五戸川源頭部)
(ヌル沢源頭部。十和利山がすぐ目の前に見える。)
(西尾根の南側に雪が付いている。)
(山頂から戸来岳-大駒ケ岳を望む)
(南側にはドコノ森~止ヶ崎が見える)
(滑り込む南東尾根)
(南東尾根を下から見た)
(百均ドンブリと蓋でチキンラーメン)
(ルートはこんなもんかな)
山での昼食の定番と言えばカップ麺。
お湯を注ぐだけで温かい食事ができる、ありがたい食品だ。
問題は発泡スチロールで出来たカップで、かさばる。
と言って、袋めんでは丼を持ち運ばなければならない。
八戸の百均で「折りたためるペット皿」を発見。
大と小を買った。
大は袋メン等食器用に、小はコップ用に使えそうだ。
早速、試してみた。
大きいほうにチキンラーメンを入れると、これが計ったようにピッタリ。
蓋がないのが少々残念だが、代用品はいくらでもありそうだ。
お湯を注ぎ、待つこと3分。
出来上がりましたね~。
ん?
これがチキンラーメン。
味が変わったような。
かつてのガツンと来るような個性がなくなり、かなりマイルドになったような気がする。
偉大なる、安藤百福の味が伝承されていない。
(折りたたみ式で取り回しは良さそう)
(ピッタリ。ドンピシャ。)
(2~3口食べた後の状態。左の持ち手を持っても少し変形するが、こぼれることはなかった。)
そういえば、お湯を注ぐだけで出来る袋めんは他にはないのか。
そもそも手軽に美味しくが即席めんのコンセプトじゃなかったのか。
鍋で煮て、お湯を切り・・・・。
これじゃ普通のラーメンを作ったほうがましだ。
カップ麺も後入れだしとか、数種類のだし袋を混ぜるとか、「手軽」より「旨い」に軸が移ってきているようだ。
お湯を注ぐだけの袋めん・・・・・、ありました。
ノンカップ麺。
種類もいろいろ、なかなか良さそうだ。
折りたたみ丼も探せばある。
これは良さそうだ、ってのもあるが、100円で売っているものを、わざわざ1000円以上出して買う気にはなれない。
なんだか良さそうな蓋も見つけてしまった
(アラジン アコーディオン コンテナ。120ml、470ml、950mlの三種類ある。)
(百均の鍋敷きだが蓋に使えそう。)
(これも同じサイトに載っていたシリコン蓋。φ14cmもある。)
縫道石山は、全国的に有名だが、南に約7kmの縫道石は静かにたたずんでいる。
家を5時に出発。
畑集落あたりから積雪は増えるが、基本的に0cmだ。
川内ダムを過ぎ、スノーシェルターを通過すると、間もなく国道338号(海峡ライン)との十字交差点に着く。
県道はここまで。
左が脇野沢へ至る国道で、冬季閉鎖中。
直進も国道338号で牛滝から佐井村本村に至る。
右は村道で縫道石山登山口経由で福浦で国道338号と接続する。
この村道も冬季閉鎖中だ。
ここは、右に折れて冬季閉鎖のバリケード前に駐車。
6:30にスキーをザックに取り付けて牧草地へ歩き出す。
今日は佐井村とむつ市の行政界沿いに歩く予定だ。
牧草地から畑を過ぎるとスキー歩行が可能となるが、ヤブの湿地帯で真直ぐには進めず苦労する。
H274m当りから山歩きらしくなる。
林道を横断し、直進するも、小ヤブで帰りのことを考えると、嫌になる。
H458mからブナ林となり、樹間も広く山スキー向けの斜面となる。
ここからは第1峰が見えだすが、雪とガスで霞んでいる。
スタートから2時間で第1峰。
いつ見ても暗く居丈高な容姿は怖ささえ感じる。
左に巻いてすぐに第2峰。
左に第3峰も見える。
地図では一番低い第3峰に「縫道石」の表記がある。
第2・3峰は登ったことがあるが、第1峰はない。
その気にもならない。
第1峰まで戻り、シールを外し、往路へ滑降開始。
予想通りモナカ雪。
安全第一で、斜滑降からキックターンの繰り返しとなる。
広いなだらかな尾根を・・・残念だ。
H458mからのヤブはただただ辛いだけの下りとなった。
林道へ出て、迷わず進路を林道に変えた。
緩斜面だけが原因ではなく、スキーがまったく滑らない。
登りも、シールを付けているように、簡単に歩けた。
海峡ラインに出て、少し進むと雪がなくなり、スキーを担ぐ。
結局、下りも2時間かかってしまった。
(H458m手前。小藪がうるさい。)
(H458m過ぎ。ここから上は快適な斜面だが。)
(第1峰)
(第2峰-よくわからないが奥の高みがそうだ)
(第3峰。この奥に岩の突起があり、オオウラヒダイワタケが生えている。)
帰りに畑周辺をウロウロしたが、積雪計を見つけることはできなかった。
どこを見ても60cmの積雪はない。
一体、どこで計測しているのか。
しかし、峠は標高500mを超える。
まだまだ大丈夫だ。
(ルートはこんなもん)
昨日、今日の雪で2~3cm盛り返してくれないかな、と書いたら4cm盛り返してくれた。
晴れればすぐなくなる雪ではあるが、一喜一憂してしまう。
何歳になっても進歩はないようだ。
(60cmを10日くらいまで死守してほしい)
(畑は今でもマタギの伝承が残る集落である。「根深誠-山の人生」は畑マタギの本だ。)