下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

湯ノ股川

2023-07-31 09:45:58 | その他の山

奥薬研の湯ノ股川に行ってきた。
東隣のうぐい滝川は何度も言っているが、この沢は初めてだ。
地形図でゴルジュっぽい箇所があるだけで、詳細はわからない。

入渓は砂防ダムの上で土砂が堆積していた。
アブが酷い。
直ぐに土砂から玉石に変わり、更に滑床かと思い出したところで、プチゴルジュ帯となった。
地形図よりかなり手前で現れた。
胸まで水に浸かったり、ヘツったりしながらかわしてきたが限界となる。
いつもなら巻くのだが、今回は、泳ぎの得意なメンバーがいるので、泳いで突破してもらい、ロープで引っ張ってもらうことにする。
2箇所引っ張ってもらって、滝が現れた。
8mくらいかな。
登れそうにないので、左を巻いて、落ち口に降りた。
更に進むと再び滝が現れた。
一人は左から。
残りは右から登った。
残り1.5kmはナメに所々段差が混じるが、難所もなく終了点の橋に到着。
橋の上で昼食休憩。
思ったよりアブがいない。
っと思っていたら、オニヤンマが飛んでいた。
やはりオニヤンマくんより本物のオニヤンマ様が効くようだ。
下北の林道にしては立派な林道を1時間チョット歩き、駐車点まで戻った。
この1時間の間に、半袖Tシャツだったので、だいたい片腕10箇所ずつ刺された。
翌朝、ムヒを塗ってかゆみに耐えている。




河床には小さな玉石が堆積している。




そろそろ沢らしくなってきた。




プチゴルジュの始まり。




ヘツったり・・・。結局全員ドボン。カメラに水がついている。




感じの良い沢歩きになった。




ここはヘツッたが、一人泳いだ。




この滝は無理をせず、右を巻いた。




ここは泳ぎの得意なメンバーに引っ張ってもらった。




なかなか面白い沢だ。




滝が現れた。これは左右どちら側からも登れる。




所々アクセントがあり、飽きさせない。




癒やされるなあ~




そろそろ終了点は近い。




終了点の橋。左側から林道に出た。






作田川

2023-07-23 09:06:28 | その他の山

十数年ぶりの作田川だ。
初心者も混じる12人の大所帯で出発する。
分岐を右に入ると程なく三階滝があらわれる。
久しぶりの三階滝は迫力満点だ。
ここは左岸を登る。
三階滝から滝の連続となる。
次の小さな滝は右岸を巻いた。
上に上に追いやられ、大滝が下に見えたところで間違いに気付く。
リーダーの全員登ってほしいという強い希望を自ら叶えるべく、トップで登った。
残り11人の登攀には時間がかかったが、全員が無事登り終えることができた。
更に滝は続くが、巻も含め難しいところはない。
分岐となり、ボーとしていると直進したくなるが、ここは樋上の流れの右へ折れる。
両岸がなだらかになり、林道の橋が見えた。
ここで小休止し、林道を戻る。
林道は途中土砂崩れがあり、ここから上部は草藪状態だ。
小一時間で入渓地点に戻った。
全員が沢の楽しさと味わえたと思う。
山でのリーダーの重要さを再認識させられた。




出発準備。




入渓点は穏やかな沢だ。




三階滝。右を登る。




大滝(15m)。余裕の面々。トップロープで左を登った。




ここは右を巻き気味に。リーダーは左を直登した。




一番上に見える滝を登りたくなるが、地図を確認して右に折れる。




両岸がなだらかになってきた。




林道の橋が見えるておしまい。




草藪の林道を戻る。


大滝沢

2023-07-17 08:57:25 | その他の山

下北半島内に「大滝沢」は少なくとも3箇所ある。
今回は、大佐井川支流の大滝沢である。

前日の大雨は止んだが、東北北部は大雨注意報が出ている。
下北は明け方まで雨は残っていたが午前中は曇の予報。
唐滝沢~大滝沢周回を変更して、大滝沢1本に絞り込んだ。
期待通り、入渓点までは車で入ることができた。
とりあえず地形図にある、唐滝沢方面の滝を見に行く。
やはり増水している。
水も濁っている。
滝を見て、大滝沢出合まで引き返し、遡行を開始。
直ぐに砂防ダムが現れる。
手前右を林道まで上がり巻く。
すぐに沢に戻り、少し行くとF1(2~3m)。
これが大滝のはずがないので、更に行くと養魚場のような施設が右に見えてきた。
ここを過ぎるとF2(3~4m)。
右を登ったが岩はヌルヌルで危険。
かなり右により、木の根や枝を頼りに登った。
ヤブっぽくなってきたので林道に出ようか迷ったが、唐滝沢から登った場合の合流点まで行きたくて左を注意しながらあるき続けた。
合流点の沢は、予想に反して細く、藪沢だった。
懸垂下降で降りたほうが無難そうだが、藪の中、ロープを出すのは難儀だ。
目的は達成したので、林道に出ようと少し歩いたらF3(3m)が現れた。
この滝を大滝と名付け(不本意ながら)、中央を登って林道を使い帰った。
途中、養魚場だと思っていた施設が、鉱害処理施設だと判明。
なんだか、いや~な気分になった。

もしかすれば・・・。
長後川沿いにあると思っていた鉱害処理施設が、記憶違いでここだったのかもしれない。
いずれにしても、沢の水は迂闊に飲めない。



唐滝?地図に載るだけはある。




F1。簡単に登った。




養魚場だと思っていた。




F2.一見簡単そうだが、岩はヌルヌルだ。




F3.この滝を登って遡行を止めた。




丸太沢処理場。下流にも、もう1箇所あった。


大沢尻川

2023-07-03 14:09:52 | その他の山

今年は下北半島の滝の有りそうな沢を優先的に登ろうと思う。
午後遅くからの雨予報のなか、大川尻沢にでかけた。
ここには、地形図に滝マークが有る。
11年前に一人で、この沢の左岸を使い、矢筈山に登ったときには滝のマークに気付かなかった。
今回は3人。
一人はいつもの相棒。
もう一人は初めての沢歩き。
いきなりの多段堰堤を超えると一昨年の豪雨災害の跡。
大きな石がゴロゴロ、倒木がゴチャゴチャ。
我慢して登ると、滝が現れた。
そばまで寄るが、頑張っても登れそうにない。
そもそも、頑張る気がない。
安全第一だ。
少し戻って、左を巻いた。
滝上に出ると、災害前は滑床だったと想像される箇所がチラホラ見える。
地形図を見て、滝がありそうな箇所が2箇所。
そのうちの1っ箇所をなんとなく過ぎた。
2箇所目に滝が出現。
最初の滝とほぼ同じような高さだ。
ここは頑張らなくても登れそうなので、右側を攀じった。
安全第一。
後続にはロープを出した。
ここからは滑床も現れ、災害前を彷彿とさせた。
戻るのに、何十年、何百年かかるだろうか。
予定より遅れているので、矢筈山は中止。
右から枝沢が合流してきたので、枝沢を詰め林道に出ることにした。
ヤブを歩きだして、少し雨が降っていたことに気がついた。
林道に出て昼食。
後は尾根伝いに対して濃くないヤブ歩きで車まで戻った。



初っ端から左を巻いた。




堰堤の上流はこのような有様だった。




地形図に滝マークがある滝。




その上流もこんな感じ。




ところどころあるきやすそうな河床がみえる。




こんなところもある。




こんなところもある。




素晴らしい。




なかなかいい。




滝が出てきた。ここは右を登った。




時間切れでこの枝沢に入った。




釜ノ沢林道に出た。




ヒバばやしの尾根。気持ちがいい。




突然林相が変わるところもまたいい。



ルートはこんな感じ。赤は登り、青が下り。