下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

恐山参道川内側(銀杏木)

2023-05-15 08:04:58 | プラス

恐山への参道は大きく分けて。田名部、大湊、大畑、川内からのコースが有る。
田名部からのルートは恐山街道と言い、メーンルートになっている。
大湊からのルートは途中から恐山街道に接続する。
大畑からは正津川沿いに恐山へゆくルートで起点は優婆寺で、参道を歩くと、かつては賑わっていたようだ。
川内側からは銀杏木、独法山、石倉からのルートがあるが、こちらもすぐに1本の道に集落される。
今回は銀杏木から八木沢林道を使い登山口まで移動。
初めてのルートなのだが、八木沢を渡渉して尾根に取り付けばなんとかなる。
渡渉して上流に向かってブル道がついているので、それを使ってあるき出す。
どうもおかしい、またやってしまったようだ。
やむなく右手の尾根に直登する。
これでかなり疲れ、結構な時間ロスをした。
汗で服が濡れ、無風の尾根で寒いくらいだった。
うまい具合に登山道の曲がり角に乗ったようだ。
ここからは登山道に忠実に歩く。
程なく四体地蔵の到着。
標識には高倉方面(独法山方面だろう)と石倉方面とある????。
地図上では約500m先に石倉分岐があるはずだが・・・・。
注意して歩いたが、石倉分岐はなかったようだ。
なだらかなブナの尾根道は、展望はないが気持ちがいい。
ブナの巨木に根本に六体地蔵はあった。
ここから490mピークまでは急坂となる。
ピークからはトンガリの障子山と釜臥山の山頂部が見えた。
一休みして、一体地蔵に向かう。
一体地蔵について、今日の予定は終了。
往路は正規の道を八木沢まで降りた。
帰りに石倉の登山口を確認しに行くも、林道に危険箇所があり、1台だと不安なので引き換えした。
日曜日には「下北検定」を受けるので、「北の防人」によりあやふやな部分を確認して帰った。




八木沢林道。車はここまで。




八木沢を渡渉。渡渉後撮影。




尾根に向かって無理やり直登。見えるが遠い。




ようやく登山道へ出た。疲れた。




四体地蔵。




ブナの尾根道は気持ちがいい。




六体地蔵。ここから急登になる。




登りきると障子山のトンガリとその奥に釜臥山が見えた。




490mピークからは少し道が荒れてきて、こんな箇所もある(短い)。




一体地蔵。




登山口にはこんな鳥居があった。




北の防人 弐番館。


ぼんてん山

2023-02-24 07:54:18 | プラス

2月上旬に行ったぼんてん山に、会の山行で行ってきた。
日中は曇り、夕方以降、雨から霙に変わる予報。
今回はほぼ夏道をトレースする。
日曜日のトレースか、雪面が窪んでいる。
2~3日前の重い雪が、締まった雪の上の10cm程度積もっている。
ほとんど沈まないが、雪が重い。
しばらく歩いていないので、出だしから左尻周りに違和感がある。
少し歩いて、体が温まってきたら、違和感もなくなった。
青空が見えだしたと思ったら、あっという間に広がり、曇ではなく晴となった。
風もなく暑い。
上のハードシェルを脱ぎ、ソフトシェルに変えた。
前ぼんてんからは南側の展望がよく太平洋・尾駮沼・サイクル基地・風力発電・メガソーラー施設等々一望できる。
少し低木がうるさい尾根道を北に進むと、巨木が点在する気持ちのいいブナ林となる。
若干、登りがきつくなるが、これが最後の登りだ。
山頂近くになると立木がなくなり開ける。
少し風が出てきたので、記念撮影をして木が生えているところまで降り、昼食休憩。
下りは、一列にはならず、各々好きな斜面を降りた。
冬3回目だが、今回が一番良かった。




登山口。向こうに見えるのが前ぼんてん




ラッセルを交代しながら、ずんずん進む。




青空が広がってきた。




前ぼんてんからはぼんてん山が見える。




山頂直前。




南にはバジャ山が見える。




前ぼんてんに戻ってきた。




猿子沢大橋から前ぼんてん、ぼんてん山が見えた。





ぼんてん山

2023-02-07 10:03:02 | プラス

冬季2回目のぼんてん山だ。
(以前の記事はこちら)
前回の記録を見ると、前ぼんてんへの尾根の取付きと、前ぼんてん手前の急登に苦労しているので、今回は夏道の3つ手前の尾根から登ることにした。
前日のトレースがある。
30cmくらいのラッセルだ。
トレースと別れを告げて、深雪に踏み出したが、10cmくらいのラッセルだ。
スキーは楽だ。
林道に出て、尾根への取り付き点を物色する。
どこでも同じ急登だ。
標高差も大したことがないので、どこでも良いやと取り付く。
ゼーゼーしながら尾根の上に出た。
ここからは緩い上りが続くと思ったら、3回?アップダウンがある。
シールの付替えを何回もするのは嫌なので、帰りは夏道ルートに決める。
最後の急登は左に巻くと楽に登れると思っていたが、ヤブが多く嫌なので、ジグザクに登った。
稜線に出ると前ぼんてんが約150m先に見えた。
前ぼんてんからは夏道と合流するのでトレースが使えると思ったが、様子が少し変だ。
トレースはあるが、一人分だけだ。
一人ラッセルはかなり苦労しているようだ。
それに、あっちへふらふら、こっちへふらふら、なんだか変だ。
確か、夏道は一度沢へ少し降りてから登り返しているはずなので、トレースを無視して尾根上を進むことにした。
山頂には案の定、一人いた。
少し話をして、彼は先に帰っていった。
昼食休憩ご帰路についた。
途中、悪い癖が出て、沢へ入り行き詰まってしまった。
シールを付けて登り返し、そこからはシールをつけっぱなしで歩いた。
途中小さな橋が2箇所あり、スキーではかなり緊張を強いられる渡りとなった。

冬に行く場合は、前回ルート(1本南の尾根ルート)が最良だと思う。
枝沢も渡らず、距離も短い。




登山口。昨日のトレースが残っている。



目指すは左端の尾根から稜線の白い部分。




稜線に出る手前。私の技術では滑れそうもない。




前ぼんてんが見える。




山頂。古いスキーを履いてきた。




山頂から見える吹越烏帽子岳。




赤:登り。青:下り。


林道奥内二又線

2022-10-03 16:27:51 | プラス

東通村の上田屋から林道が2本出ている。
1本が青平林道で青平川沿いに伸びる。
もう1本は、青平林道より約1.3km西にあり、青平川を超えてむつ市二又まで続く。
青平林道は産廃処分場に行き着くので、奥内二又林道を歩いてみた。
 ※ちなみに「青平」はアオペラとかアオベラと読むらしい。私は今の今まで「アベラ」と思っていた。

当初は、国道338号をバスで「一の沢停留所」まで来て、半島の丘陵を超え、国道279に出て、金谷沢でバスかJR大湊線で帰る計画を考えたが、バスもJRも数時間待ちとなる可能性があり、集会することにした。
暑くなりそうだったが、スタートから杉林で涼しく歩けた。
車が結構通っているようで、路面は整備され、草も生えていない。
丘陵のトップには土取場があり、土砂がむき出しになっていた。
ここから二又までの道はバイクならなんとか行けそうだが、車はやめたほうが無難だろう。
しばらく緩い上りとなるが、すぐに下り始める。
車のワダチ以外は草が生えている。
両脇からかぶさっている場所もあるが、問題なく歩くことができる。
送電線が見えるあたりから、路面状態は良くなり、車も大丈夫となる。
市道に出て、左折すると二又の集落である。
廃屋が目立つ。
住んでいるのは3軒ほどか。
集落を過ぎ、二又泊まる。
右は産廃場へ、左が土取場に通じる道だ。
さほど登っている感じがしない砂利道をトコトコと歩く。
Y字路を左に進み直ぐに土取場が見えてきた。
丘陵トップに戻り、早いが昼食休みとする。
食事が済んでからも、予定よりだいぶ早いので、寝転がって持ってきた文庫本を読んだ。
1時間ほどゴロゴロして、往路を帰った。




奥内林道と書かれているが・・・奥内二又林道だと思う。




お天道様に向って出発。




直ぐに青平川を渡る。




営林署の休憩施設?




丘陵トップが見えてきた。




土取場。




二又に降りる道




出だしはこんな感じ。




道がだいぶ良くなってきた。




市道に到着。




やはり奥内二又林道とある。




二又集落




集落の奥に産廃の受付があった。




これを左に入る。




道路脇の目立つ位置に発見。




丘陵トップが見えてきた。




土取場の下部。立入禁止なのでこっそり歩く。




休憩小屋の前で休憩。




ゴール。




赤で丘陵トップまで青で集会して、赤道を帰った。


蛸田越山

2022-05-30 07:07:09 | プラス

脇野沢から芋田集落続く東北自然歩道。
途中から北に伸びるルートがあり、蛸田越山まで点線道路がある。
あくまで、地図上の話だ。
記録を見ると、2012年6月に一度行っている。
この時は蛸田集落背後の伐採地で道を失い、午前中に帰る予定だったので敗退。

10年ぶりのリベンジとなった。
蛸田越山分岐までは、踏跡がはっきりしているものと勝手に決め込んで、計画を立てた。
予定より1時間も早く家を出発。
蛸田越橋の手前の空地に駐車して、スタート。
牧柵沿いに、車の轍が残る、太い道を進む。
分岐があり直進が牧場行き。
左方面が東北自然歩道である。
道が狭くなり、山道らしくなる。
尾根を越えると、蛸田の伐採地である。
10年前とは打って変わって、伐採地は完全に藪化していた。
踏跡らしきものもなくなり、トゲトゲのヤブ斜面のトラバースは大変だ。
途中から嫌になり、林の中に入る。
尾根まで出ると、笹薮だが膝から腰程度で断然歩きやすい。
少し歩くと急坂になり、ゴツゴツ岩に阻まれる。
岩を巻きながら、木の幹や枝を頼りに、高度を稼ぐ。
何度か、立ち休憩をして、ようやく山頂へ続くながらかな稜線に出る。
ここには登山道があるはずだが、やはり見当たらない。
山頂近くに看板があるので、道があったのが分かる。
展望はなく、南側にわずかにむつ湾が見える。
帰りは、かつてあったはずの登山道を忠実にたどり、蛸田越山分岐まで降りる。
分岐は看板もあり、トレースもはっきりしている。
どうやら、送電線とほぼ同じルートらしい。
途中から踏み跡は消えるが、送電線があるのでルートは分かる。
ただし、例のごとく、トゲトゲ藪で歩く気になれず、林の中に入り、伐採地まで戻った。
ブル跡を歩くがすぐにトゲ藪となり、登りの時の尾根に登り返した。
登山道に戻り、日当たりの良い場所で昼食を摂り、帰った。




蛸田越橋をスタート




所々に標識がある。




木の階段は朽ちかけている。




10年前の階段





人工木材で出来た木道はひどいことになっている。木製のものはもっと悲惨だ。




10年前の木道。まだ、手入れはしているようだ。




伐採地




伐採地から尾根にたどり着いて、ホッとする。




まだ余裕があるが、この先には大きな岩が行く手を阻む。




山頂へ続く稜線出た。



嵓岸山は北に約2.2kmのガンケ山のことだろう。




山頂から陸奥湾




写真以上の大きく見えるブナの巨木。直径1.5mぐらい。




踏み跡はないが、かつてルートがあったのが分かる。




分岐まででた。


ルートはこんなもん。青は帰り。