仕事をサボって、数年前に大勢で行って時間切れのコースを一人で歩いた。
全長約12km。
5~6時間と思っていたが、3時間で歩いてしまった。
朝、宮後まで送ってもらう。
車外の凛とした寒さで、歩き出す力が湧いてくる。
アウターのファスナーをエリの上まで上げ、顎をいれて出発だ。
先行者の足跡がひとつ。
直ぐに脇道へ消えた。
このルートは、基本的に道があるが、ブル道やら林道やらが交差しているので、ややこしい。
前回と同じ所で、道を外した。
藪に入り、強引に元の踏跡に戻る。
一つ目の山を超え、高梨集落が見えてくると、地図にない新しい鉄塔があり送電線が北に向かっている。
大間原発からの送電線だろう。
鉄塔工事で直進道がなくなり、ぐるりと廻る道に変わっていた。
(北に向かって鉄塔が一列に並んでいる)
ここから道が不明瞭になるが、尾根をはずさなければ問題ない。
2つ目の山越えルートには、今朝の車の後が残っている。
重機の音が聞こえてきてきた。
伐採しているようだ。
チェンソーの準備をしている作業員にあう。
軽く挨拶をして、先を急ぐ。
難なく、新田集落に到着。
前回はここまでで、時間切れだったが、まだ11時前。
時間はたっぷりだ。
地形図の山越え道を探すが見当たらない。
冬枯れの時期、別に道を歩く必要もないので、適当なところから杉林に突入。
地図と周辺の地形から現在位置を確認しながら、三角点ピークを左に巻いた。
ここからは加工団地へ一直線のはずだ。
コンパスを合わせると、思っていた方向とかなり違う。
沢1本分の差だ。
こんな時は(現在位置が間違いなければ)、自分の勘よりもコンパスのほうが正しい。
少し進むと踏み跡は見えてきた。
更に進むと林道に出た。
「正津川林道」だ。
これをまっすぐ進むと、加工団地の裏手に出る。
丁度3時間、少し物足りない気もするが、今年最後の山歩きはこれでおしまいだ。
(里山は積雪にはまだまだ)
(ログ)