釜ノ沢。
土曜日に2人で行く予定だったが、雨で中止。
相棒は日曜日に用事があるとのことで、1人ででかけた。
知る限り、半島内には「釜ノ沢」が3本ある。
大畑川支流の釜ノ沢は、朝比奈峠を源とする。
数回遡行したことがあるが、堰堤を巻くと直登できる、そこそこの滝が数個ある。
横浜町の境川支流も釜ノ沢と名前がついているが、遡行の対象とはならない。
今回遡行したのは、篠原岳から発し、津軽海峡に注ぐ釜ノ沢である。
大して大きな沢ではないが、下流に滝マークが2つある。
気になっていたので、行ってみた。
以前、三基山に登ったときに駐車した、電波塔の近くに駐車してスタート。
墓地を通って小さな砂防ダムを見ながら、沢の右岸から入渓。
さほど歩かぬうちに、再び堰堤が現れる。
左を巻く。
少し歩くと、大きな滝が現れた。
歩いた距離から、これは地図上の、2つ目の滝だ。
狭い岩壁の隙間を縫うように、4~5段で落下している。
15mはありそうだ。
登れそうだが、先が見えない滝で、1人で詰まった場合のことを考え、右を巻いた。
地図にある堰堤を左から巻く。
以後は、小さな滝が一つ合ったものの、単純な沢歩きとなる。
二又に着いた。
流量は左2、右3といったところか。
計画通り、右に入る。
ここから約500m間に、滝が7つ。
どれも直登可能だ。
狭く倒木の多い沢だが、飽きずに林道まで歩けた。
林道を篠原岳からの北尾根まで歩き、昼休憩。
後は尾根の通りに三基山を目指す。
ところが、途中で枝尾根に迷い込んでしまった。
なんだか、コンパスと違う方向へ歩いているのは分かっていたが、なんとなくダラダラと下った。
小さな沢に降り立ってしまい、ギブアップ。
GPSで現在位置を確認する。
沢通しに歩き、登り返しを少なくして、戻ることにする。
GPSは便利だが、緊張感がなくなる。
少しずつ、コンパスを確認しながら歩いていれば、間違うはずがないルートだ。
慣れは禁物だ。
予定の三基山はパスした。
墓地の奥に園庭が見える。
2つ目の堰堤
ボケているが実際は結構な高度感がある。
落口。左からヘツってアプローチできそうだ。
滝の落口。中間の様子が全くわからない。
地図にある堰堤
二又の間にある滝
二又は右に入った。左を少し覗いたが、ナメだった。
二又からは小さな滝が連続して現れる。
林道に出た。
下る方向の尾根。茶色い土の左に踏み跡があるはすぐに無くなる。
気持ちのいい尾根歩きだったんだが・・・・。
赤が計画、青が実際に歩いたルート。
9時集合なのに、朝6時には種差海岸インフォメーションセンターに着いた。
散策と読書をして時間をつぶす。
毎年行われている講習会だが、忘れていることも多い。
普段沢登り以外では使うことはないが、知っているだけで気持ちの余裕はできる。
一度、下山時に痩せ尾根のヤブがひどくなり、沢に脱出したことがあるが、その時もここで習ったロープワークを使用した。
今回は人数も多く、若者が積極的にトライしていたので、おくゆかしい?自分としては3回で満足した。
岩トレ後、ファストエイドの講習をして解散した。
朝の種差海岸。芝が綺麗に管理されている。
今日のルートは2本
会長の挨拶
講師のレクチャーを受け早速本番
二手に分かれて訓練開始
より困難を求めて胎内潜りへも挑戦
三角巾での捻挫対応
搬送訓練
そして解散。
立惣辺山を終えて昼前。
道の駅「奥入瀬」へ移動して昼食とする。
駐車場では、ドクターヘリがまさに飛び立つところだった。
食事をしながら、地図がなくても登れる、近場の山を考えて、石ノ倉に行くことにした。
考えてみたら、階上岳近隣で、何故かここだけ行っていない。
まずは、階上岳放牧場の駐車場に車を停める。
よく整備された駐車場で、トイレまである。
周辺の撮影にサンダルにカメラだけ持って、車を降りた。
石ノ倉展望台の方向版があったので、そのまま登ることにした。
砕石の道路が整備されている。
直ぐにピークに着いた。
少し降りたところに、展望台があった。
登ってみると、八戸市街が一望できる。
西には鳩だけが見えた。
帰りに、遊歩道から外れて、数メートル先の一番高いところに行こうか迷ったが、サンダルなのでやめた。
松の枯れ枝に邪魔されているが、方向版がある
砕石の遊歩道
展望台
八戸市街
鳩岳が見えた
遊歩道を何も考えず歩いたので、ルートは不正確
高峠から立惣辺山(たつそうべやま)へ移動。
十和田湖温泉郷の南に位置する里山田。
この山は、林道がどこまで入られるのかにより、歩行時間が大きく変わる。
幸か不幸か、山頂の直ぐ脇まで車で入ることができた。
KDDIの電波塔の前に駐車して、山頂を目指す。
思いの外、雰囲気のいい林だ。
とりあえず一番高い所まで行き、北の三角点を探したが、見つけられなかった(真面目に探していない)。
あちこち散策しながらでも、20分で済んでしまった。
気持ちのいい林
時々奇形木が楽しませてくれる。
なかなかおもしろい。
取り付き点のKDDI電波塔
ぐるりとひと歩き
明日は会の岩トレがあるので、前泊するつもりで、計画を立てていて登れなかった高峠へ出かけた。
八甲田ビューカントリークラブの東側に隣接する、小さなピークだ。
西斜面は伐採されていた。
なので、ゴルフ場側から伐採地を直登すれば、20分程度で登れそうだが、今回は南側にあるはずの点線道路を利用することにした。
点線道路の起点は、車が数台停められるスペースが有り、すぐに分かった。
起点から3~400mまでは結構踏まれている、きれい?な道だったが、突然藪化する。
しかし、なんとなく踏み跡があるので、そのまま予定通り東尾根を目指す。
東尾根に乗ったら、そのまま西に進めば山頂である。
ただ、あまりにもなだらかで、どこがピークかよくわからない。
途中、一番高いと思った場所で、一応写真を撮ったが、山頂とはちがう。
少し歩いて伐採地の上に出た。
八甲田の展望が素晴らしい。
帰りは、林道を目指して最短で降りた。
点線道路の起点。はっきりしている。
途中で見つけたオダマキ。この山はオダマキが多い。
途中から藪化するが、迷うことはない。
尾根に乗ったら、点線道路を離れ平坦な尾根を進む。
西側には八甲田が見えた。左が南八甲田。右が北八甲田。
南側には十和田三山が見える。
赤が登り。青が帰り。