下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

028大作山

2014-04-29 08:10:39 | 92山

佐井村福浦の東約4.2kmにある。
1等三角点が設置されているため、三角点ハンターも訪れる。
しかし、道は荒れていて10年位前に遭難騒ぎもあった。
遭難者は、村道福浦川目線を工事中の作業員と入山について話をしたらしく、その作業員が
次に日になっても駐車している車を不審に思い、警察に通報したようだ。
幸い、自力下山したところを救助された。
一般的には大滝沢の左岸にある福浦大滝林道を終点まで行き、そこから山頂へ登山道がを登ることになるが、考えてみると下りしか使用したことがない。
実は通常のルートで登ったことがないのだ。
1回めは大滝沢を詰め、大滝手前で南へ登り返して尾根筋に大作山へ登った。
山頂付近のヤブのすごさだけが記憶に残っている。
帰りは通常ルートを通ったが、その時も結構荒れていたと思う。
決して進められるコースではない。
2回目以降は、かもしかラインの峠からなだらかな尾根沿いのルートを採用している。
積雪期が最も適したルートだが、このルートを見つけた時には、少しワクワクした。
実際行ってみても、たおやかなルートは気持ちまでゆったりとさせ、下北一の積雪期ルートだと思う。
尾根が広くなだらかな分だけ、ボーっと歩いていると枝尾根に誘い込まれるので注意が必要だ。
ただ、かもしかラインが冬期間通行止めとなっているので、いつも開放が先か雪解けが先か、やきもきする。


Daisaku1
(広い尾根をゆったりと歩く)



湯ノ川越あたりが標高も低く、ヤブがでている可能性が高い場所だ。
今年のように、取り付き点から雪がなかったのは初めてだが、スキーを履いたまま藪に突入した経験が2回ほどある。
片道6.5kmだが、堅雪時期なので意外と早く往復できる。山頂からは縫道石山や津軽海峡が一望できる。


Daisaku2
(大作から南に伸びる尾根には雪庇が張り出している)


Daisaku3
(南尾根に乗ると縫道石山や津軽海峡が見える)


Daisaku4
(山頂にて)



4月上旬に、テントを担いで行けば良いのだが、少し待てば開通すると思えばなかなか気が進まない。
数年前に県議会で通年開放が議論されたと思うが、どうなったんだろう。
っま、こんな特異な連中のために、除雪費を掛けるのは、税金の無駄遣いと言われるのがオチだろう。


(ログをカシミールで読み込めないので後日)


温暖化?

2014-04-26 10:26:25 | 雑記

今夜は飲み会。
明日は決まって二日酔いなので、今日山へ行き、明日仕事することにした。
朝5時に計画書を作成し、カシミールで地図を出力。
準備やら食事やらで、家を出たのが6時50分頃。
ここはきっちりと予定通り、大作山なのだ。
昨日開通しているはずのカモシカラインの峠を目指す。
畑の集落を越え、湯ノ川を過ぎた辺から???????。
雪がない。
いつもより雪がない。
絶対に雪がない。
ここ10年で見たことのない雪の少なさだ。
峠について、やっぱりと肩を落とす。
年に一度の楽しみが・・・・・・。


Daisaku1
(いつもの尾根への取り付き点)



他の山へ・・・・という気にもならず、すごすごと家に帰る。


Daisaku2
(帰りに撮影した「銀杏木」集落の名前の由来になった大イチョウ)


Daisaku3
(大イチョウの由来書)



そう言えば、昨日青森市内の桜が満開だった。

今日は休めとの「山の神」のお達しなのだと、素直に諦めた。



Daisaku4
(県庁舎北棟まえの通りは桜が満開だ)


願わくは花の下にて

2014-04-24 09:17:40 | 雑記

高校時代の同級生が亡くなった。
入院していたことも知らなかったので、突然の悲報に、驚くばかりだ。
通夜が終わり、久しぶりに合うクラスメイトと飲みに行った。
彼女の思い出話をしながら、永久の旅路を見送ったのだ。
ここは恐山に近く、迷うことなく行けるだろう。
穏やかな日が続き、そろそろ桜も芽吹き出す季節に亡くなったのも彼女らしいと、一人密かに納得した。

「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」



Hayakake
(あの山の向こうに恐山はある)


035朝比奈岳

2014-04-21 09:08:13 | 92山

一度も偵察に行っていなかったので、雪の状態が心配だったが、出だしからたっぷりの雪で快調にスタート。
無風快晴、絶好の山日和だ。
少し暑い位か。
このコースを歩くのは
5度目くらいになる。
朝比奈林道を歩き続けてもいいのだが、スノーモービルに邪魔される可能性があるので、早めに外れて尾根に取り付く。



Asahina01
(立枯の尾根)




H624Pで何気なく(結局180°違う方向へ行った)頭の中で思っていた方向とまったく逆方向へ進んだ。
ふと、右手に見えるはずの朝比奈岳が左手に見えて気が付く。
頭の中が混乱している。
結局
H624Pに上り返してコンパスを確認。
前回の朝比奈平といい、訳の分からない行動が時にある。
急坂尾根をショートカットせずにきっちり尾根まで登り、全体を見渡す。
ここからは雪庇の張り出した狭い尾根をひたすら登るだけだ。



Asahina02
(カモシカの糞 今日は10箇所位見た)




崩壊やクラックに注意をしながらひたすら登る。
宇曾利山湖や釜臥、遠くに燧岳が見え、疲れを癒してくれる。



Asahina04
(ようやく朝比奈岳までの稜線が見えてきた)




日が昇りだいぶ雪が腐ってきた。
急斜面のトラバースは雪が崩れて苦労する。
昔、山頂には木彫りの山名板があったが今はない。
木の枝に板が掛かっているので、見てみると「分水嶺縦走 徒登行山岳会」とある。
縦走・・・・ここから円山~大尽~釜臥と縦走したのだろうか。
無雪期だと相当な苦労を強いられる。
会のホームページを見たら確かに分水嶺縦走を継続している人が居るようだ。
後で問い合わせてみよう。



Asahina03
(山頂にあった「分水嶺縦走 徒登行山岳会」)



帰りは雪のおかげで、快適に滑り降りた。
ノートラの斜面に滑り降りるのは気持ちが良い。
急坂尾根を過ぎると、登りも出てくるがシールを付け直すこともなく、立ち枯れの尾根端までたどり着いた。
ここにきてスノーモービルの音が聞こえ出した。
林道へ出ると、新しいスノーモービルの跡がくっきりと残っている。
1台だ。
どうやら峠周辺を周回しているようだ。
最後の雪を求めて彼らも大変だ。
って、この辺はモービル禁止区域ではなかったか。
戻ってきたモービルが、私を見るなりUターンしたのはそのためか。
罪の意識が少しはあるようだ。



Asahina05
(ログ H624Pでウロウロ)


この時期に

2014-04-16 07:35:38 | インポート

この時期に山を歩いていると、動物の糞をよく見かける。
ウサギやカモシカの糞は直ぐに見分けがつく。
クマも大きい物なら分かる。
タヌキもタメフン状態なら直ぐに分かるが、積雪期にタメフンを見たことがない。
キツネの足跡は直ぐに分かるが糞となると全く自信がない。
サルも皆目わからない。
タヌキ・キツネ・サル・イタチ・テン・・・・・・
素人でも見分ける方法があるのだろうか。
普段あまり気にすることはないが、実際に目の当たりにするとチョット気になる。
先日の黒滝山でも見たが、なんの根拠もなくタヌキだろうなと思っている。



Hun
(狸だと思うのだが・・・・)