朝起きたら、小雨。
朝食を終え、寝転んでいると、晴れてきた。
先月、アンテナから降りた小荒川林道から下の林道までぐるりと歩く予定で、9時半過ぎに出かけた。
スノーシューを持つか迷ったが、たぶん大丈夫と持たずに出かけた。
出発点までは、雪がなく、伐採が入っているので、道もそこそこ良い状態だ。
下の林道分岐より少し上に、地図にはない右に向かい林道があり、この起点に駐車する。
歩き始めは、コンクリート舗装の道だが、すぐに砂利道となる。
意外に早く、小荒川林道分岐に到着。
雪がまだまだありそうだが、ここからは下り、すぐに雪がなくなった。
前回の昼食休憩場所を目指す。
こちらの、道の状態が良く、予定より早く到着。
前に来た時になくしたナイフを探すも、当然見つけられず。
ここから林道を少し登り、尾根上に出る。
林道を外れ、この尾根を忠実に下ると、下の林道にたどり着くはずである。
今季初のヤブ突入。
少し行くと、歩きやすい通路状となる。
そして、古いブル道。
少し迷ったが、林道まで降りず、このブル道を南に向かうことにする。
伐採地に出たので、切り株が二つ並んだ、イスとテーブルになりそうな場所を選び、昼食。
ゴールは近いが、ここからはブル道もはっきりしなくなる。
伐採地で見晴らしはよく、適当にコンパスを振って歩くと、人がすっぽりと入りそうな穴が出現。
中から、水が流れる音。
深さは1m程度。
位置を記録してさらに南下すると、目指していた林道が見えてきた。
ここから5分で車まで着いた。
少し早いが、いい気分転換にはなった。
今年の冬は、ナイフの他にも、冬用の帽子とシール袋をなくしている。
だんだんボケてきているにか・・・・。
(歩き始めてすぐ、駐車位置を振り返る。狭いがコンクリート舗装の道を歩く。)
(克雪ドームやむつ湾が見える)
(小荒川林道んはまだ雪があった。)
(前回滑り降りた尾根はすっかりヤブとなっていた)
(ここからヤブ突入。尾根沿いに歩く。)
(テーブル代わりの切り株で昼食)
(陥没穴。中から水の流れる音がきこえた。)
アルコールストーブを買った。
元祖?、トランギアは持っているし、空き缶利用の自作品も結構ある。
しかしどうしても、欲しいなア~~と思っていたものがあった。
YOGOGOの「五徳付アルコール ストーブ バーナー ステンレス製 A17 」である。
見た目だけで気に入った。
(美しい----アマゾンより)
(いつかは買いたいと思っていた)
定価、5000円が2500円ぐらいで売られていた。
トランギアと同じ値段設定。
衝動買いはほぼしない方なので、そのまま放置していた。
ある日、アマゾンからの知らせが届き、見てみると1500円ぐらいになっている。
数枚あるカードの一枚が、なぜか使用できなくなった。
確認の意味もあり、このカードを使って買ってみた。
先日届いたので、早速、アルコールを入れお湯を沸かす。
無事、燃焼。
YOGOGO、聞いたことのないメーカーに中国産であり、恐る恐る火をつけてみる。
考えてみれば、アルコールストーブ自体、単純構造なので不具合の確率が低い。
付いている五徳もこんなもんだろう。
(アルコールストーブの火は美しい)
紅茶一杯分のお湯を沸かすのは、すぐだ。
風に弱いので、山に持って行くことはほとんどないと思うが、キャンプや車中泊では使えそうだ。
4月15日、1ヶ月ぶりの山行となった。
強風に雨が混じり、睡蓮沼から大岳の予定を雛岳に急遽変更。
箒場の駐車場に車を止め準備。
70オーバーの女性とともに登り始める。
出足から風が強く、登頂はあきらめムード。
気持ちの中では、馬面岩に目標を切り替えた。
林の中に入ると、風邪は気にならなくなったし、雨も何とかもっている。
気持ちのいいブナ林をゆっくりと歩く。
思い切って、来てよかった。
ダケカンバが目立つようになると、風が強くなる。
雨も交じって、最悪のコンディションとなった。
馬面岩が見えてきた。
体力的には、まったく問題ないが、ここから先は暴風雨との戦いになる。
簡単に、引き返し決定。
心配していた雪質は、マアマアで下手なスキーでも、ツリーランが楽しめた。
レストハウス箒場でラーメンを食べ、帰る。
4月1日より、土日のみシャトルバスが走っているようだ。
これから本格的に春スキーシーズンに入る。
(登行準備)
(帰りの滑りが楽しみな、ブナ林を登る)
(馬面岩と滑降準備完了の面々)
3月初めから今まで、色々ありすぎて、心ここにあらず。
とにかく毎日、何かをしなきゃいけない日々が続き、一歩でも前にともがいた。
そんなある日、義母が出してくれた平成2年に漬けた「葡萄酒」。
「命を懸けて飲みます」、と冗談を言いながら飲んだのだが、
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビックリ
こんなにもマイルドになっているとは。
1年も待てずに飲んでしまうのが常だが、ほぼ27年間の重みは確かにすごい。
家では、もったいないので、少しずつ飲んでいる。
妻の実家には、まだ数瓶あった。
母が歩けなくなり、急遽入ったショートステイ先の滞在期間も終わった。
幸い、3日間の自宅介護後、次のショートステイ先が見つかり、ほっとし吐息、小休憩となった。
妻と妹が二人いるが、自宅介護は最初から考えなかった。
仕事をしながらの24時間の付き添いが、短期間ならともかく長期間続くのは、無理だと判断した。
母の性格を知っているので、本人も望まないことだ。
出来れば個室を用意したいのだが、施設を探すのが精一杯の状態で、個室はなかなか空いていない。
ここも1か月弱の滞在で、出なくてはいけなくなる。
長期間の受け入れ先として、特別養護老人ホーム、いわゆる特養があるが、まったく不足していて、順番待ちの状態だ。
特養が開くのを待つということは、誰かが亡くなるのを待つということだ。
「早く開けて」などと不謹慎なことを言える事態ではないのだ。
今現在は、本人の希望がかなえられそうな施設に、あちこち申込書を提出し、待機している状態だ。
昨日も母に会いに行った。
母と話しながら、後ろめたい気持ちが沸き起こり、「自宅介護」が一瞬よぎったが、先に展望のない決断は不幸を招くだけだと、自分を諫めた。
何かあったらすぐに介護士を呼ぶように言い、帰った。
午後、自転車を出し点検。
ジムでひと汗かいて、気持ちが吹っ切れた。