朝日カルチャーセンター☆ブログ

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●ケルトを旅する~北イタリアからローマ、マルタへ 【芦屋】

2009年01月10日 13時43分35秒 | 芦屋教室
 歴史の重みを感じさせる建物や名画ぞろいの美術館、おいしい食事など1度は行ってみたい国イタリア。ミラノやローマといった大都市だけでなく、小さな街も趣があり、とても魅力的です。

1月24日(土)から芦屋教室でおこなう「ケルトを旅する」では、イタリアの美しい街を映像でたっぷりご紹介しますので、ちょっとした旅行気分が味わえます。テーマは「ケルト」です。

 皆さまは、「ケルト」と聞いて何をイメージされるでしょうか? 

ケルト十字架、生命感あふれる渦巻き模様、エンヤに代表される透明感いっぱいのケルト・ミュージックなどでしょうか。ローマ人が大帝国を築くまで、ヨーロッパ各地にはケルト人が住んでいましたが、文字を持たなかったため、その実像はいまだによくわかっていません。 

古代、多くのケルト人部族が、中央ヨーロッパやガリア(現在のフランス)からアルプスを越えて北イタリアへ侵入しました。

北イタリアの湖水地方(マッジョーレ湖)

トリノ、ミラノ、ブレーシャ、ベルガモ、ボローニャなどはみなケルト人の集落から発展した街です。


アオスタからアルプスをのぞむ

ミラノのスフォルツァ城、博物館も充実している

トリノの王宮

アーサー王伝説の宝庫ロンコロ城(ボルツァーノ)

ボローニャの塔

サンマリノ

ポー川流域に定住した彼らは、一時ローマを占領し、破壊したこともあります。英雄ジュリアス・シーザーが書いた「ガリア戦記」には、ケルトとローマの激しい戦いが描かれており、ケルト人の特徴や習慣が記録されている貴重な資料でもあります。

ローマ軍とケルトの激戦地 テラモンの丘(トスカーナ地方)

自決するガリア人の像(ローマ国立博物館)

漠然としたイメージでしかとらえられていないケルトですが、ヨーロッパの地名の多くはケルトに由来していますし、言語や風俗、精神性においてもケルトの影響は色濃く残っています。ハロウィーンはケルトの妖精伝説からうまれた伝統行事ですし、アーサー王はケルトの英雄です。教会はケルトの聖地の上に建てられることが多く、聖杯伝説に結びついたともいわれています。ヨーロッパを理解するには、ケルトとその文化を知ることが、実は大きなポイントなのです。

講師の武部好伸先生は、ケルトに魅せられ、足かけ10年、ヨーロッパ16カ国にその足跡を取材されてきました。映画評論家でもいらっしゃる武部先生の「語り」は、まるで、たった今見てきたかのようないきいきとした臨場感にあふれ、ついつい引き込まれます。受講された方は、「武部先生のお話はとても楽しい」「聞いているうちに元気になる」と口をそろえておっしゃいます。私も同じです。先生の「ケルトへの思い」が、ダイレクトに伝わってきます。
 今回の講座では、北イタリアからローマまで、ケルトゆかりの地を美しい映像で数多くご紹介します。コモ湖など風光明媚な湖水地方やトスカーナ地方、番外編として、中世の十字軍から派生したヨハネ騎士団で有名なマルタ共和国など、「使える」旅行情報も満載です。

世界遺産マルタは文明の十字路

古代遺跡が点在している

マルタは大型船の十字路でもある。船に描かれた「眼」はフェニキアの影響?

マルタの夜景

新しい年、ケルトの世界に思いをはせ、「もうひとつのイタリア」にふれてみませんか?
これまで知らなかった世界が広がるかもしれません。皆さまのご参加をお待ちしています。

芦屋教室「ケルトを旅する」の詳細はこちら
もしくは芦屋教室(0797-38-2666)までお問い合わせください

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