1回目のショーの影絵の後のアンブッシュのシーンが終わり、客席側からパスレイルに上がろうとすると、スカートが引っかかって動けませんでした。
スカートを自分で踏んでしまっているのかと思い、角度を変えて立とうとしても動けず、客席側に降りようとしても降り切れず・・・しばらく格闘し、パスレイルに埋め込まれたスピーカーの角にスカートが挟まっていることに気が付き、予想以上に冷静にはずし、ようやく動くことができました。
時間がかかっていたにも関わらず、ステージからはけるタイミンに音がぴったり・・・音楽も延ばしてくれていたようです。
2回目のショーでは、1回目のショーと同じことが起きないようにと、パスレイルに上がる位置を少しずらそうかなど、色々考えながら客席側に降りて隠れ、アンブッシュの戦いの場面を待っていました。
ふと気が付くと、パスレイルにすでに出てきても良いはずのアーティスト達の姿がなく・・・いくら待っても一向に出てきませんでした。
さすがにおかしいと思い、演技しながら立って様子を見ましたが、やはり誰もいませんでした。
IFBを付けていないので、何が起こっているのか分からず、エアバッグの問題であれば私もパスレイルに上がるのは危険・・・色々なことが頭の中をぐるぐる廻りながら、お客様から見えているのは私しかいないことに気が付き、咄嗟にアドリブで演技をしながら、パスレイルには上がらず、客席横の階段から上がり、ドアからはけました。
下手側のエアバッグの準備完了のランプが消えず、アーティスト達が出てこなかったということを後から聞きました。
バトンの演技を終え、袖にはけると、フォレストがデュエットのないショートフォレストになったとステージマ・ネージメントから言われました。
スレイブ・ケイジのスタンバイに早めに行くと、シェリが来て、急遽ショートフォレストになったっことを知らなかったアーティストのDXがステージにいないため、シェリが戦う相手がいないということで、演技を変えなければならないとのこと・・・出るまでの一瞬の間に二人で相談・・・またまた半アドリブの演技でどうにかうまくつじつまが合うようにしました。
何かある日は色々なことが起きる・・・今日はそんな一日でした。