ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

レディ・オフィサー役デビュー

2018-01-23 | 日記

 今日、京劇のアクトのシーンのレディ・オフィサー役でデビューすることができました。

 出勤し、ドレッシングルームに入るとお花がありました。

 ワードローブのエミリから・・・、心がぽわっと温かくなりました。

                      

 

 まだこの役のメイクを自分一人ではしたことがなかったので、早く出勤し、メイク担当のケルシーにチェックしてもらいながら進めました。

 ステージングで、アクト以外の前後の動きを実際のステージで初めて習い、シーンの通しリハーサルをしました。

 途中だったメイクを仕上げ、時計を見るとすでにショーの1時間前・・・、あっという間に時間が過ぎました。

 

 8年前、色々なアクトでデビューした頃を思い出しつつも、また違った感覚がありました。

 なんとも言えない緊張感にスタンバイの間、何度も深呼吸しました。

 始まってしまえば、一つずついつも通りするのみ・・・、ステージに上がるまでの緊張の方が大きかったような気もします。

 周りのオペラスティックの皆さんも、全く国籍も違う私が本当に本番にできるのかという不安もあったと思います。

 皆さんが、いつも以上に集中しているように感じました。

 どうにか無事に2回のショーが終わり、少しホッとしました。

 でも、これがようやくスタートのような気持ちでもありました。

 

 ショーの前からたくさんの人に声をかけてもらい、演技の間もステージにいる他のアーティストの視線、声援、温かく見守ってくれている空気が伝わりました。

 グリーンルームのモニターの前にもみんなが集まって、声援とともに観てくれていたともきき、本当に温かい皆さんに囲まれていることを改めて感じました。

 

 まだ『KA』に入る前、初めてショーを観た時、バトンとは違うけれどやってみたいと思ったアクト・・・。

 アーティスティック・ディレクターに声をかけて頂き、1年少し前にワークショップとして習い、少しずつ練習・・・、昨年の秋からオペラスティックの皆さんのトレーニングに参加し始めました。

 昨年11月に2か月を目途にデビューを考えているときき、少し現実的になりました。

 それでも本当にショーの中でできるのか、自分自身も信じられないままで、ブログに書くこともできませんでした。

 2か月を目途にときいてからは、メンバーの一人のチュンナンが毎日練習に付き合ってくれました。

 棒を回すことには慣れていても、蹴ることに関しては初心者の私に、「私が本気なら・・・」、と真剣に教えてくれたチュンナンには本当に感謝です。

 

 まだまだこれからも練習することがたくさんありますが、『KA』に入って9年目、また新しいことに挑戦できていることは本当に嬉しいです。

             

 

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