ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

職人の技

2017-12-22 | 日記

 水曜日から三日間、ウィッグの植毛のクラスを受けました。

 一日目に概要を聞き、植え方を教えてもらい、大きな網目のレースで練習をしました。

 左手に握った髪を小さな針に引っ掛けてくくっていく、シンプルな作業ですが、細かい作業で髪を針に引っ掛けるだけでも初めのうちは大変でした。

                       

 

 少しずつ小さな網目のレースで練習を始め、二日目には直径1mm程度の穴に、一本の髪をくくっていく練習をしました。

 二日目の後半から、自分で口ひげを作ることになりました。

 作りたい型を作るところから始まり、好みの髪の色を選びました。

 一緒に受けていたザックは自分の髪の色に合わせ、私は女性なのでと、敢えて可愛くピンクを選びました。

 人毛はとても細くさらさらしていて、植毛開始から5分~10分、1本もくくり付けることができないままいると、ザックも同じだったようで、二人で「明日までに出来上がらない!」と笑っていました。

 少しずつ慣れては来ましたが、1列を終わらすだけで、かなりの時間がかかりました。

 作業に集中していると、あっという間に1時間、2時間と経ち、家に持って帰って、少し作業することにしました。

                        

 最終日には、初めの頃に比べるとスムースに進むようになり、無事に植え付けを完了、その後はアイロンで自然な口ひげの状態に調整し、思う形にカットしました。

                

 教えてくれたケルシーは、昨日私達が練習している間に1時間で植え付けを完了していましたが、私達は合計7時間ぐらいかかりました。

 まさに“職人の技”、何事も練習だと改めて感じました。

 早起きだけが大変でしたが、とても熱中した楽しいクラスでした。

 

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