歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

JIS90とJIS2004

2013年02月08日 | MacとPC
Macでは、ヒラギノ書体がPro/ProNまたはStd/StdNの両方インストールされてます。NのつかないProとかStdというのはJIS90字体、NのついたProNとかStdNとかいうのがJIS2004字体。たとえば祇園の「祇」の偏が、JIS90だと「ネ」であるのに対し、JIS2004だと「示」になる。Macの人なら、Font Bookで見比べてみると一目瞭然ですね。祇辻飴葛蛸鯖鰯噌庖箸、等々。

個人的な事情なんですが、わたしの名字に含まれる漢字一字が、運の悪いことに、JIS90とJIS2004で字形の変わる何十字かのうちに入っちゃってるんですわ。本人はそんなに気にしてないんですよ。JIS90だろうがJIS2004だろうが、おんなじ字はおんなじ字よ。でもさあ、戸籍どおり書いてください、って言われると、戸籍どおりになってるのはJIS2004のほうなの。

ヒラギノや、小塚のように、JIS90とJIS2004を両方とも自由に使わせてくれればいいんですが、多くのフォントはそうではない。たとえばダイナフォントの場合、わたしがパッケージで買ったOpenType150Stdではいづれの日本語フォントもJIS90だったし、さらにそれとは別に、最近ゆえあってダウンロード購入したDF中楷書体Stdも、なぜかJIS90のままだった。今どき売ってるフォントだから当然JIS2004だろうと思っていたわたしが浅墓だった。

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