荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

根津教会周辺工事

2022年07月09日 | 散文

帰省前にやっていた工事の状況を見に来ました。教会側部がよく見えます。

 

整地して駐車場にするようです。よくあるパターンで、暫くするとマンションになると思います。

 

以前よりずっと良い景色です。まあ、今だけの景色です。

 

向かいの民家は取り壊しの後整地されていました。ここも建売りか注文住宅が建つのでしょうね。

 

改めて眺めます。

 

 

 

好きな角度でも。

 

時節柄紫陽花が色を添えます。

 

教会の手前は長屋です。ここからの景色が好きです。

人様の物です。どうしようが文句は言えませんが、もう暫く、私が散策できなくなるまで、この景色を残しておいてくださいませ。

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「下町人情キラキラ橘商店街」の七夕祭り

2022年07月08日 | 散文

散歩の帰り道、偶然「下町人情キラキラ橘商店街」に通り掛かりました。そうか、この商店街は新暦で七夕祭りをやるんだった、と思い当たりました。東京でも、下町は旧暦でやる所が多いです。

 

覗きに行きます。

 

 

この期間帯は一番暇な時です。

 

それにしても寂しいです。

 

 

 

 

 

下校時の子供が集まっています。短冊を飾っているのだろうか?

 

こちらには願い事がいっぱい書かれています。

 

「下町人情キラキラ橘商店街」と言えば、「ハト屋」です。今日は営業していて、女性がカウンターに立っていました。この店を購入したオーナーだと思います。

 

西日を浴びると、よりノスタルジックです。幟の文字は「コッペパン専門店」です。

みんなの願いが叶えられますように。私の願いは、世界の平和です。今年はこの願いが一番多いのではないでしょうか?

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森鷗外記念館の七夕祭り

2022年07月08日 | 散文

こんな看板と案内板が有りました。ほう、9日の土曜日が鷗外の没後100年ですか?!  そして、自由に短冊に願いを書いても良いのですか!

 

・・・今日は七夕だったなあ、と思い出しました。小さい子供が居なくて庭が無い家庭はそんな行事に縁遠いです。

 

近くの高校生が下校ついでに短冊を貰っています。

 

人の願い事を読んではいけません。同級生の短冊を見つけたようです。楽しそうです。

 

高校生がけっこう真剣です。この年代に共通する自分の将来の不安だけでなく、コロナだとか戦争だとか、大人も経験していない事が起こっています。願い事はいっぱいあるでしょうね。

 

下校してくる高校生が足を止めて書いています。小さい笹がすぐにいっぱいになりそうです。・・・これって、毎年やっているのだろうか?「鷗外没後100年」の特別行事だろうか? いづれにせよ、好いです。

 

時々東京は粋な行事に出逢えます。

 

森鷗外記念館の壁は季節の実りがいっぱいです。

 

昨夜、イギリス与党の正義感に安心した次第です。世界もかくあれかし!

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曇り空の「はん亭」

2022年07月07日 | 散文

根津の路地の「はん亭」に明かりが点っています。ランチタイムです。

 

今日は明かりを眺めます。

 

 

 

 

 

老舗らしい景色です。

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台風明けの池之端の井戸

2022年07月07日 | 散文

柘榴咲く路地です。

 

この路地を行きます。

 

いつもの井戸ですが、今日は色彩が豊かです。

 

苔に花が咲いています。

 

好い景色になっていました。今がピークですね。

 

正面から見ます。

 

 

斜め上からも見ます。

 

通り過ぎて斜め上から見ます。

 

金ダライと井戸苔の花です。

 

もう20年近く見ていますが、誰かが使っているのを見たことがありません。でもちゃんと、手入れされています。

 

この景色、今日は特に好いです。

 

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大黒湯の解体現場で、

2022年07月06日 | 散文

もうすっかり建物は在りません。ポッカリ開いた空が虚しいです。

 

覗いてみます。大きな屋根も湯船も、あの猿が登っていた煙突も在りません。

 

半年間の解体工事です。地下室も在ったのですね。

 

裏に廻りました。ボイラーが在った場所です。

 

ここに猿が登っていた煙突が立っていました。

 

そんな事をしていると、小父さんがやって来て私と方を並べて見上げます。そのまま私が話します。「ここに猿が登った煙突が立っていましたね。そこがボイラー室で。『ぬ』板と『わ』板看板が有って、大きな銭湯だったのに残念ですね」

「地下室まで在った大きな銭湯でね。文化財が残ってたんだけど、足立区は寄付を断ったらしいね。足立区は冷たいよね」「でも足立区はイベントなんか積極的で、銭湯文化には理解があったように思いますよ」「先代が新潟から出てきてね」「ああ、やっぱそうですか、東京の銭湯は新潟出身者が多いらしいですね。でももう、銭湯を継ぐ若者はいないでしょう」「後継者は居るのか居ないのかわからないけど、これだけの更地ができたら不動産屋は取り合いになるね。後継者が居たらそうするよね」

「近所の人は困りますよね」「近くにあるけどなぁ、雨が降ったら億劫だよね」「そうですよねえ。近くの方ですか?」「ここだよ」指差した所は真後ろです。えっ?! いつも私が煙突を登る猿を見上げてた、路地裏のアパートでした。

こうして私的に見送りました。小父さんは変わったやつだなあ、と思ったでしょうね。

在りし日の大黒屋を、小父さんのアパート前から見上げた猿の煙突と共に。

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都電梶原停留場脇の古書店

2022年07月06日 | 散文

よく行く梶原銀座商店街前の踏切です。

 

ウクライナ色の都電がゴトゴトと行きます。

 

左を見ると、線路にくっ付くように家が建っています。

 

周囲に家は無く、ポツンと1軒立っています。

帰省中に都電界隈のレポート番組を見て知りました。この家は停留場のホームにくっ付いた古書店です。

 

なるほど、ホーム脇に狭い通路が在ります。あんなに都電周辺を走ったのに、TVを見るまでここの存在を知りませんでした。

 

ホームを行ってみます。

 

 

 

店に続く通路を行ってみます。

 

 

 

TVでは、女子学生がこの古書の山の中で、好みの本を探していました。好いなと思いました。

 

通路の石段を上がるとホームです。TVでも常連さんがここから煙草を買っていました。銘柄は言わないで何箱と言うと、主人がいつもの銘柄を何箱渡します。そんなご近所や通勤客相手の商いです。

 

網で囲われた場所は国有地です。ここに道路を造る計画で、周辺の殆どの家が立ち退きを終えています。

 

主人はこの家から都電に乗って大学に通ったそうです。早稲田行きの都電の停留場は、沿線に多く在る有名大学の通学に便利です。

 

文学が好きで、編集に関わった仕事をし、引退後実家で古書店を営んだそうです。古書を買う人が少なくなりました。仕入れた本の数が増えるばかりです。そして、道路建設の為の立ち退きを迫られています。番組の最後の言葉は「もう年貢の納め時かな」でした。

 

帰京したら行かなければならないと思った場所でした。

初めてですが、見納めかも知れません。

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夏越の大祓茅の輪考再度

2022年07月05日 | 散文

夏越の大祓は各神社毎のくぐり方の作法が違います。数年前にその違いを確認しようと、散策範囲の主だった神社を廻った事がありました。改めて廻る気力が無いので再掲載します。

こちらです。⇒東京の夏越の祓 茅の輪考 - 荒川三歩 (goo.ne.jp)

これを自転車で、3日で、余裕で廻ったのですから、元気だったのですね。

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夏越の大祓/乃木神社

2022年07月05日 | 散文

久しぶりの乃木神社、夏越の大祓です。あれっ?!  こんな所に鳥居があります。そしてその先に茅の輪が設置されています。知っている茅の輪くぐりじゃありません。

 

おみくじ結びところです。美しいです。

 

でも、いつもの茅の輪くぐりじゃありません。それに小さくないですか?・・・くぐります。

 

境内を眺めます。

 

いつもの厳か感があります。

 

お参りします。

 

神として祀られた乃木大将は、東郷元帥のような天才性は無く、失敗を重ねた生涯のように思います。日露戦争で両者は全く違った戦いをしました。乃木大将は多くの天皇の赤子を死なせました。

 

その罪を背負ったまま生きて、明治天皇の崩御に殉死しました。死なせた兵隊の親の代表、天皇に殉じました。実直で一途な生き様は、私は好きです。

 

さて、あの石灯篭の手前に石の鳥居があって、その鳥居に茅の輪が設けられていましたが?

 

・・・もうそんなになりますか。

昔の人が、「明治は遠くなりにけり」と言いましたが、昭和も、ですね。

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夏越の大祓/赤坂氷川神社

2022年07月04日 | 散文

暑い毎日です。ホントに大祓が必要です。疫病が流行りそうです。さて、その佇まいから、東京で5本の指に入ると思っている赤坂氷川神社の大祓風景です。

 

この佇まい、どうですか?厳か感あるでしょう?輪の前にある「くぐり方」に従ってお参りします。

 

 

振り返ります。

 

私的には、これぞ夏越の大祓です。

 

退出時にもう一度茅の輪を見ます。

 

 

隅々まで手抜きがありません。

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夏越の大祓/根津神社

2022年07月04日 | 散文

大人も子供も輪のくぐり方を見ながらの輪くぐりです。各神社によってくぐり方の作法が違います。

 

振り返る楼門です。蒸し暑い日です。この時期は疫病が流行りやすい気候です。古くから、各地(故郷でも)で茅の輪をくぐって疫病退散を祈願しました。

 

真円に近い茅の輪です。

 

唐門から振り返ります。美しく清々しいです。こういった見た目の演出は大事です。

 

いつもと違う視点で茅の輪を見ました。

 

茅の穂ですね!意外な発見でした。

 

今年も、参拝者と一緒の行事はやりません。それはそれは神々しい神事ですが、今年も中止です。

根津神社の茅の輪くぐりでクラスター発生なんて、洒落にならないものね。

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帰京しました。

2022年07月03日 | 散文

島の中央に火口が見えます。三宅島だと思って撮りました。

 

雲と雲の間から降下します。

 

飛行機は神奈川県沖から東京を通り過ぎて、房総半島を見ながら飛びます。

 

九十九里浜です。

 

外房の海を見ながら千葉の中央部に向かいます。

 

住宅街に雲が影を落とします。

 

ロッテマリンスタジアムです。

 

沿岸を東京に向かいます。

 

東京ディズニーリゾートです。斜めに江戸川が横切ります。都県境です。川を越えると東京です。

 

葛西臨海公園です。左に荒川、その奥にスカイツリーです。

 

見えました!ゲートブリッジです。飛行機は天気が悪いとゲートブリッジの北を飛ぶのでこの景色を見ることができません。右に若洲ゴルフリンクス、中央奥にスカイツリーですが、海が油を流したようにのっぺりしています。東京も暑いようです。

 

東京都心のビル群です。

 

懐かしいけど暑苦しい景色です。飛行機は左に旋回します。

 

羽田空港に着陸します。

こうして帰京しました。思っていた以上に蒸し暑いです。

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糸山公園展望台から、

2022年07月03日 | 散文

糸山公園は瀬戸内海国立公園が見渡せる古くからの公園です。木もれ陽の坂を展望台に行きます。高校生の時以来の訪問です。当時はここを駆け上がっていました。

 

歩いても息を切らして上がった展望台からの景色は息を呑む爽快さです。

 

展望台を周りながら景色を楽しみます。小島です。

 

来島です。

 

しまなみ海道の終着地です。前方の山の向こう今治の中心地です。

 

しまなみ海道は左に向かう自動車道とスパイラルで上がり下りする遊歩道に分かれます。正面が近見山です。

 

来島海峡に潮が流れています。

 

正面は馬島で、その向こうが大島です。グルリと、瀬戸内海国立公園の姿です。

 

展望台の壁に有りました。

 

ここからスケッチしたのですね。来島です。当時より左右の木が伸びています。向こうに霞む山々全てが島です。多島海の景色です。

平山郁夫美術館はこちらの記事をご覧ください。

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四国本土最北端 大角鼻

2022年07月02日 | 散文

展望台から東を見ています。馬島と来島海峡大橋です。

 

ここの海岸には、「小島」の砲からロシア艦隊の距離を測る目安にした「メートル立標」が遺されています。

 

 

つまり、この距離から何倍・何度離れているか、を目安にしてロシア艦隊との距離と方向を推測する指標だったのでしょうか? 小島は旧芸予要塞の中心地でした。日露戦争に備えて造った要塞跡が保存されています。小説「坂の上の雲」の瀬戸内海版だったと思います。

 

目を北に向けます。正面の岩礁が「四国本土最北端」の地です。四国本土って言い方が変かも知れません。要は、島じゃなく、陸続きの場所としての最北端です。

 

向こうの山は全て「島」です。ここは来島海峡でも流れが速い場所であると同時に、古くから本州中国地方との交易が盛んな場所でした。古墳も多くあります。従って、村上水軍も今治藩も、監視所や関所或いは陣屋または役所の出先機関を置いた場所です。

 

手前の小さな船が潮に抗っています。なかなか進みません。

 

展望台の下にこんな看板が有ります。

 

 

今でも重要な場所です。海上保安庁の施設が置かれています。

 

小島芸予要塞跡の記事はこちらをお読みください。途中「茅の輪くぐり」の記事を挟んで計5編あります。実直な当時の日本人の姿を連想して感動したものです。

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来島村上の本拠地

2022年07月02日 | 散文

来島です。本土から眺めています。この小さな島が、「来島海峡」の由来です。

 

 

造船が盛んな町です。今でもずっと、日本一の製造トン数です。

 

しまなみ海道の終着地です。造船所の上に橋が見えます。少し潮が流れています。

 

村上水軍には三流あります。能島村上氏、因島村上氏、来島村上氏です。この海峡の潮を自在に利用したのが、来島村上です。一番小さな島を本拠地にしました。

 

波止浜港に案内板が有りました。最近作ったのでしょうか?初めて見ます。

 

 

 

波止浜港から船が出ています。

 

 

 

この桟橋から出ます。渡し船は不在です。馬島辺りにいるのでしょうか?

 

来島へ行った話はこちら

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