Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

心の中を風に乗って

2014-01-25 | Weblog
強い風に長い間晒され続け
山茶花は斜めに立っていて、近くに寄って良く見ると
花弁や葉が
街中の山茶花よりも厚く逞しく
花のその強さに脱帽しながらの川沿いだった。

24日の昨日もまた、暖かな日でした。
匂いや、湧いてくるイメージが
3月の雰囲気ばかりだったけど
案の定、テレビでは『3月から4月の暖かさでした』と言っていた。
そう、桃の節句のその頃の匂いだった。


記憶というのは、嗅覚と密接に繋がっているのだなぁと
時々、こんな時なんかに思う。
五感、視覚、聴覚、味覚、嗅覚…あとは?触覚?何だったっけ?(←バカだねぇ…)
この中でも嗅覚が一番思い出し易いのではないかなぁと
思うのだ、僕だけかな?

春の匂い、夏の匂い、秋の匂い、冬の匂い。
その中でも
春の初めの頃の匂い、初夏の匂い、初秋の匂い、初冬の匂い。
それぞれにまた細かく、懐かしいような
瑞々しいような、心あったまるような季節の匂いがある。

昨日は、この中の『春の初め』の頃の匂いを時々感じていたので
春がいよいよ近付いているのだなと思った。
でも、2月も寒いから、行きつ戻りつ…なのだろうな。
いろいろと要注意でいなければですよ。(昨日もこれ書いたね?)

補足すると…匂いは川沿いで感じたのではなくて
いつもの生活圏のふとした瞬間、
部屋から廊下へ出た瞬間とか、座っていて立ちあがった瞬間とか
窓辺に近寄った瞬間とか
ほんの一瞬の、束の間の匂いである。
あとは…外で、鉢の位置を移動させた瞬間や
空を見上げて日の光の感じを確認した時の匂いとか、かな。

匂いって、良いね。
花の匂いが時々ふわっと香ると
ささやかな幸せがそよ風みたく
通りすぎたみたいな、そんな感じがする。



今日は、空はうっすら曇り空。
ほんの少し春っぽい感じが…ほんの少しだけどする。
明日は寒くなるのかな、だから今日のうちに
まだ早い春の匂いを探してみよう。

ふっと
何かの瞬間に。

今日も、良い日、良い瞬間を。





懐かしい
一瞬で心の目の前に出現する
春のパノラマ

菜の花、水仙、桃、淡い色調の淡い風景

しばらくすると音が聴こえる
淡いオルゴールが
ゆったりとした午前の部屋で響いていた時のこと

きっと心の窓から外を見たら
桃色の雲がひとつだけ流れている

瑞々しい春の空を
心の風に乗って














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春の兆し

2014-01-24 | Weblog
23日の昨日は、予定時刻より寝坊して、焦って着替えて
口にチョコレート2欠片ねじこんで
バタバタと支度して
家を出た。

母と二人、初詣とお墓参り、食事に買い物などなど…に行った。
やっとのことで初詣である。
何だかんだでなかなか行けず、今頃になっての初詣。
やっとのことで行くことができて、とってもホッとした。

昨日は、久しぶりに暖かな日だったのでか
境内には人が何組もいて
小さなお子さん連れの若いお母さんも散歩がてら来ていたりして
僕が手を合わせてお参りしていると
うしろでジーッ…と、小さな子供さんの視線が…。
ちょっと緊張しちゃったよ…。

お年寄りの団体さんも来ていて
みんな思い思いに、境内を堪能していたようだった。
麗らかな一月の或る一日。
御神籤を引いて、空の写真をいつものように撮った。
日の光いっぱいに含んだ清々しいブルーが木々の間にとても綺麗だった。

初詣をしてホッとして、お墓参りをして手を合わせ
ホッとしてから
ランチは何処にしようか?と母の希望も聴きながら迷いに迷い
母が初めて食事するという『コメダ珈琲店』へ行ってみた。

『五味八珍』にしようか、それとも何処か美味しそうな
ラーメン店にしようかとウロウロしていたのだけど
母は、入ったことのない店に行きたかったようだったのでコメダさんへ。
僕は、インドネシア料理とか、いつもと違う感じのを食べてみたかったけど
いつも、母の行きたいところを優先することにしている。
お気に入りの中華料理店はこの間行ったばかりだったし
今回はちがうところ…と思ったのだろうな。

コメダ珈琲店は、職場の先輩と何度か行ったことはあったけど
家族とは初めてで
やっぱり、家族と行くとリラックスできて食べられる。
あっちこっちで見掛けるこの店は、
見掛けるわりには数度しかあまり行ったことがなかった。
なので、母と共に、新鮮気分でランチをいただいた。


町の風景で、街路樹と花を見る。
神社と、お寺でも花を見る。
買い物先でも花を見る。
気が付けば、いつでもどこでも花を探していた。

今はだいたい目に付くのは、山茶花や水仙になるけど
園芸店に行くとキョロキョロして首が疲れてしまうくらい
沢山並んでいて、しばらく花で目の保養。

お寺の古い梅の木は
この時期には花が咲き始めていたりすることが多いけど
今年はまだ花は咲いていなかった。
でも、蕾が大きくなっていて(写真の蕾は小さいけど)
白く丸くなっている姿が見受けられ
この数日の間には多分、咲き始めるのだろうと思ったよ。

一昨日から、この梅を楽しみにしていたけれど
今年は見られず残念。
次回お寺へ行く時には、満開なのかもしれない。

こうして、春はゆっくりゆっくりと近付いてきているようだ。
探せば春の兆しは辺りに沢山潜んでいる。

昨日は暖かかったけど
まだまだ寒い日もあるのだろうね。2月もかなり寒いから油断大敵。
年に一度降るか降らないかのチラチラ雪も
今年は降っていない。今年は降らない年のようだ。
でも、カゼ、インフルエンザ、ノロウィルスには要注意ですよ。


寒い中、強い風の吹き渡る中、みんな頑張っている、冬に咲く花のように。
人間も、犬も猫も、動物園の動物たちも、植物たちも。
『ファイト!』
…と、心の中でエールを送り、

僕は、今日は甥っ子に会いに(姉にも)行ってくる。
久しぶりに会うので楽しみなのだけど、久しぶりだとお互い照れてしまい
話せなくなる、そんな甥っ子と僕なのだ。トホホ

今日も良い日で













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青空ワルツ

2014-01-23 | Weblog




ひいふうみいよう

ワンツースリー

アンドゥトロワ

きっと、蕾が膨らんでいて
もしかしたら、花が咲いているかもしれない

お気に入りの楠の木のあるそのそばに
梅の木が何本もあって
古参の梅の木の幹は、所々白く浮き上がり
梢はあっち向いたりこっち向いたり
うねるだけうねって、青い空へと続く

この梅の花の傍へ行き
一つ二つ、三つ四つ
小さな白い梅の花が咲いている
今日は見られるだろうか、その姿を

梅の花がこっそりワルツを踊る
1,2,3、1,2,3

楠の木はそんな数を数える僕らの姿を
あいもかわらず
悠々と、大きな梢を両手のように広げて
そこに佇んでいる
佇んでいるだろうから

今日も数を数えるだろう
ひいふうみいよう、君いるところ
いつもいつも

青空の中、花が咲いていますよう
頭上に、輝く水面のような青空が広がっていますよう










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水仙と一緒に

2014-01-22 | Weblog
あっちにもそっちにも、水仙パレード

ブラスバンドにいた頃は主旋律を支えていた
派手か地味かでいえば、地味
家族全員、友人全員がそう答えるだろう僕は
主旋律を支える楽器で充分だった

季節とパレード
そこに咲く花を見てパレード
君も一緒に
みんな一緒に、この星の上でパレード

水仙のパレードを見ているとそんな
永遠に続いて行く星の
何周も何周も、太陽のまわりをまわる星々のパレードを
想像していると会いたくなる

前へ前へ進んで行くパレード
でも、『時々休んでホッとしながらね』と
冬の水仙パレードは今日も町の片隅で
優しい香り放ち、行進している

眺める僕は通奏低音
パレードを見て、こんな風に愛でる季節










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夏の風

2014-01-20 | Weblog
遥か彼方まで行けそうな気がするような夏の風
極力、羽を動かさず風に乗る鳥になってみたい

冬に夏を思い出す
思い出すことと想うことは同じだと思っていた
今もそう思う自分がずっといる

やわらかな夏の風は
冬の間、自由自在に姿を変えて
足元に何かの種があるのかと探しているのだろう
羽を動かし少しでも高く飛べるように
君が気持ち良く飛べるように

夏を思い出す冬
想うことと思い出すことは同じだと思っていたけど
やっぱり、今もそう想っている












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