以前お伝えした小湊鐵道の列車無線導入。運転台に富士通製の無線機が取り付けられたとの目撃情報もあります。
総務省の総務省の無線局等情報検索で検索をしていたところ、7月29日の更新で小湊鐵道の列車無線がヒットしました。
これによると6月26日に免許され、周波数は200MHzとされています。鉄道無線の周波数は上2桁を四捨五入して表示されるため、150MHz以上250MHz未満に割り当てられているのです。
しかし、上記の条件で実際に鉄道無線用として使える周波数は以下のとおりです。
ただし、150.97MHzは新幹線架線延線作業用、158.07MHzは作業連絡用としての割り当てです。従って、実質的には上記の表からこれら2波を抜いた23波のうちのどれかということになるでしょう。
なお、いすみ鉄道は無線局等情報検索で検索すると100MHzと表示されます。50MHz以上100MHz未満の割り当てということで、下記のうちのどれかの可能性が高いでしょう。
142~148MHzにも鉄道無線の割り当てがありますが、これらは複信式や半複信式用としての割り当てとなっていることから、この周波数の可能性は低いと考えられます。
房総半島を横断する2つの鉄道会社の周波数が、未だに判明していません。現地へ行った折には、ぜひとも周波数を判明させましょう。
総務省の総務省の無線局等情報検索で検索をしていたところ、7月29日の更新で小湊鐵道の列車無線がヒットしました。
これによると6月26日に免許され、周波数は200MHzとされています。鉄道無線の周波数は上2桁を四捨五入して表示されるため、150MHz以上250MHz未満に割り当てられているのです。
しかし、上記の条件で実際に鉄道無線用として使える周波数は以下のとおりです。
150.23 150.37 150.39 150.53 150.79 150.93 150.97 151.05 151.09 151.25 151.33 151.61 151.65 | 151.77 151.79 152.19 152.49 153.29 153.39 153.47 153.65 157.69 157.97 158.07 159.17 (MHz) |
なお、いすみ鉄道は無線局等情報検索で検索すると100MHzと表示されます。50MHz以上100MHz未満の割り当てということで、下記のうちのどれかの可能性が高いでしょう。
59.87 59.90 62.72 64.25 64.28 148.05 148.09 148.71 | 148.93 149.07 149.09 149.19 149.47 149.51 149.83 149.85 (MHz) |
房総半島を横断する2つの鉄道会社の周波数が、未だに判明していません。現地へ行った折には、ぜひとも周波数を判明させましょう。
当方の居住地から千葉までは、かなり距離が有る為お役に立てずにすみません。
昔、当方は入換無線の周波数を調べる為に周波数カウンタを持って駅をウロウロしていた事が有ります。
JRの入換無線ならば、365MHzなので直ぐに周波数を発見出来ますが、いわゆる「専用線」と言われる線内での入換無線は、見付けるのが大変でした。
JRの機関車ではない「入換動車」での入換の場合、その専用線を使用している工場や通運会社が入換を担当しているので365MHzは余り使われません。
465MHzや468MHzの簡易無線、415MHzの業務無線、中には422MHzの特小を使用している路線も有りました。
その中で、一昨年震災で多大な被害を被った日本製紙石巻工場の専用線は、今までの周波数とは違い、小エリア簡易無線の348MHzを使用しておりました。
この無線の周波数を見付けるのは本当に苦労致しましたね、
入換作業員の間近で不審な目で見られながらも、周波数カウンタを無線機の近くに寄せて周波数を見付けたものでした。
震災後、工場に行っていないので現在も無線を使用しているかどうかは不明ですが、周波数を発見した時の嬉しさは感動モノですね。
余談
仙台貨物ターミナル駅で、153.47MHzが使われております。
これ、RL誌にも載っていない知る人ぞ知る無線ですよ。
中身は、コンテナを操るフォークリフト作業員と駅詰所との連絡です。
JR構内なのに、私鉄用の周波数を使っているのは大変珍しいと思います。
もし、読者の方で仙台にお越しの際はこの無線を聞かれてみては如何ですか?
秘密の鉄道無線です!
(長文でごめんなさい)
JRの駅構内なら365MHz帯の構内入換無線だろうと想像がつきますが、専用線だとそれ選択肢が多くなってしまうことが多いようですね。
鉄道無線の割当は、国鉄時代は国鉄用、私鉄(地方鉄道)用と分けられていましたが、分割民営化により「鉄道事業用(現在は鉄軌道事業用)」とひとくくりにされています。
そのため、JRに直通しない私鉄なのにA/Bタイプの割当や、仙タのように私鉄用の周波数を割り当てられることがあります。
これはいわゆる地方鉄道用の割当ですね、
呼出名称は「仙鉄東北○(○は数字が入ります)」でした。
最近、当方は基地祭りへ行っていない為、現在この無線が使われているかどうかは分かりません。
最近の基地祭り、夏休み期間を避けて秋頃に開催しているみたいですね。
尚、この連絡用無線もRL誌には掲載されておりません。
入換無線で一つ珍しい周波数が有ります、
それはJR貨物の仙台総合鉄道部(仙貨)構内の機関車入換に365MHz以外の周波数が使われております。
2波有りまして、一つは通常の「365.300MHz」。
もう一つが珍しい「373.375MHz」です。
この周波数も、一応地方鉄道用の割当ですが、JR構内入換に373MHzを使うとは余り無いのではないでしょうか?
因みにこの373MHzも、入換作業員の近くに周波数カウンタを持っていって計測致しました。
探すのに、とても苦労した事が懐かしいです。
未知の周波数探索に、周波数カウンタは必需品かと思います。
但し、カウンタの直近で送信してくれればの話ですが。
しかし、送信機の直近に居ても無線機がデジタル波ではうまく周波数を表示してくれないでしょう。
アナログ波しか見付けられないのが残念です。
またも情報ありがとうございます。
周波数カウンター持参での受信、まさに「攻撃的受信」ですね。
DJ-X11でも似たような機能がありますが、やはり受信機のオマケ機能なので周波数カウンターよりは精度が落ちるようです。
デジタル化が進む中、残っているアナログ波を調べ上げる行動力が必要かもしれませんね。
さらに、自宅でじっくりワッチするより、無線が使われている現場に赴いてのワッチが重要でしょう。
これ、乾電池で動くので手軽に使えます。
見た感じ、昔の小型液晶テレビといった感じでしょうか?
これに付属のロッドアンテナではなく、アマチュアハンディ機のアンテナを着けて測定致しました。
ゲートスピードを早くすれば、送信されたら即時で周波数を表示するので短い通話でも直ぐに発見出来ます。
このカウンタ、かなりの年期が入った物ですがまだまだ使えます。
最近、新しい周波数を発見しておらずこのカウンタも埃を被っておりました。
久しぶりに、何か調べてみましょうかねぇ?
リーベックスのFC2000、以前は『CQ ham radio』に広告が載っていたような気がします。
周波数カウンターにはあこがれていましたが、結局今の今まで購入には至っていません。
(本来の使い方は、こちらなのですが・・)
ジャンクで入手した業務用無線機の送信周波数がかなりズレていた為、カウンタを利用しまして所定の周波数に調整致しました。
私の持っている旧国鉄Cタイプ無線機も、年代物のせいか周波数がかなりズレていた様です。
無線機本体の金属カバーに○禁マークが書かれておりますが、Fズレしていては○禁もなにも関係ないでしょう。
勿論、周波数調整はダミーロードを接続しております。
それと、パワートリマを調整しまして完成です。
パワートリマも○禁マーク付ですが、いじってしまいました。
30年以上前の無線機が最大1.2W出るのですから、まだまだ現役でしょう。
(本来の出力は1Wです)
しかし、最大パワーのままでは無線機に負担を掛けるので、勿論1Wに戻しましたが。
昔、東京ハイパワーでアマチュアハンディ機のパワーを20Wに上げるブースターが売られておりましたが、あれをこのCタイプ無線機に繋いで送信したらどうなるかと実験した事が有ります。
結果は、20Wではなく9Wでした。
あのブースターは、無線機側で5W出力しないと20Wにアップしないのですね。
しかも、ブースターのUHF側は430MHzに調整されておりますし。
15MHz離れていては、ブースターの本来の役目も果たさないでしょう。
さすがに415MHzを9Wでアンテナへ出力しましたら、大変な事になりますから、勿論ダミー止まりにしております。
(電波法に抵触する内容で、失礼致しました!)
本来の用途でもお使いなのですねw
私は、最近めっきり電波を出さなくなってしまったので、しばらく使っていない無線機の周波数がずれているかもしれません。
ちゃんと電波が出るかどうか確認しないといけませんね。
ところで、本日発売の『ラジオライフ』に、小湊鐵道の記事が掲載されていました。
しかし、無線やアンテナの話は出ていたものの、肝心の周波数はわからずじまい。
周波数の発見に難儀しているようです。
私同様、周波数カウンタを使って乗務員が通話している傍らで発見するのが確実なのですが、乗務員や乗客から不審の目で見られるのは確実でしょう。
因みに、無線の基地局は車両区の有る五井でしょうか?
五井に新しいコンクリートポールが立ち、VHF八木アンテナが立っていれば確実ですね。
コールサインが気になります、
例えば列車側は「こみなと○○(○○は数字)」と言い、基地側は「こみなとごい(又はこみなとしれい)」と言うのかも知れません。
上記の文は、あくまでも例えの話です。
大体、私鉄のコールサインはこの様な感じですね。
ご想像の通り、五井に基地局のアンテナが立っています。
『ラジオライフ』に、五井構内の写真が掲載されています。
もしかしたら、出庫前の通話試験を行っていないのかもしれません。