無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

6号線区のデジタル波、再開局

2010-03-29 23:39:54 | 鉄道無線
 これまで停波していた6号線区のデジタル波が再開局したことを、先ほど確認しました。6号線区は、A6chを使う京浜東北・根岸線が対象です。以前にも周波数をお知らせしましたが、念のために再掲します。
352.53750
352.56875
352.66250
※周波数の単位はMHz。
※移動局の周波数は、上記周波数の16.5MHz下。


 気になるのは、デジタル化の日時でしょう。これまでの傾向から、4月4日初電からとなりそうな気がしますが、果たして‥‥?
 6号線区がデジタル化してしまうと、残りはA5chに相当する7号線区のみとなります。いよいよ、首都圏のJRが完全デジタル化する日が近づいてしまいました。それまでの間、聞けるものは何でも聞き、記録できるものは可能な限り記録していきましょう。

DJ-X11のファームウェア

2010-03-17 01:08:09 | 受信機・アンテナ
 アルインコのDJ-X11といえば、昨年末に満を持して登場した2波同時受信可能な広帯域受信機です。しかしながら、以前にも書いたとおり、微妙なマイナスポイントが存在していました。ところが、先ごろファームウェアがVer. 1.20にアップデートされ、それらが改善されたようなのです。

 具体的には、まず電源関係が改善されたとのこと。致命的だった電池の持ちが改善され、エネループでもある程度実用に耐えうるようになったようです。エネループ派にとって、喜ばしいといえるでしょう。
 次に、メモリーネームと周波数が同時表示可能になりました。セットモードでメモリーネーム、周波数、両方を選択できるとのこと。その代わり、Sメーターが表示されなくなりますが、[MONI]ボタンを押すと表示されるようです。DJ-X11のSメーターはかなり景気よく振れるため、むしろない方がいいという意見も見受けられます。Sメーターがない分、「耳S」で判断する必要がありそうです。

 この辺に改善が見られると、正直食指が伸びてしまいます。2波同時受信ができて、大きさもDJ-X8より一回り大きくしただけ。さながら、DJ-X8×2+αといった感じでしょうか? 金銭的な余裕があれば、今すぐにでも買いに行きそうな衝動に駆られてしまいます。

AR8000クリアモデル

2010-03-14 00:33:40 | 受信機・アンテナ
 エーオーアールのハンディ受信機、AR8000。「名機」であるこの受信機ですが、かつて500台限定の特別モデルが存在しました。

 それは、透明で青いボディのクリアモデルです。写真はこちらをご覧ください。当時、爆発的にヒットしたiMacのデザインが革命的だったためか、猫も杓子も青色のクリアボディを持つ製品が相次いで登場しました。
 余談ですが、このような筐体を「スケルトン」と呼んでしまったことから、透明な筐体を「スケルトン」と誤用するようになってしまっています。ちなみに、本来のスケルトンは「骨格」を意味するのでお間違えのないように。

 そのAR8000クリアモデルですが、意外なところで意外な愛用者がいたのです。それは10年ほど前のこと。当時の羽田空港は、現在の第1ターミナルのみでした。ここの屋上にある展望デッキで航空無線を受信しようと訪れたところ、20代と思しき女性が独りでAR8000を手に航空無線を受信していたのです。
 エアバンドの受信なんて100%男の趣味と思っていたのですが、女の人もいるのには驚きでした。しかも、レア物であるAR8000クリアモデルでの受信で2倍の驚きです。
 カメラは持っていなかったようなので、純粋に航空無線を聞きに展望デッキを訪れたのでしょう。どの周波数を聞いていたのか気になりましたが、今となっては声をかけておけば‥‥と悔やまれます(笑)。

 最近は、いろいろな製品で「限定モデル」を出していますが、受信機でも限定モデルを出してみてはいかがでしょう? デジタル化で受信機の需要が減る中、受信機コレクターは間違いなく買ってしまうと思いますが‥‥。