無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

台風15号に要警戒

2011-09-20 21:35:56 | お知らせ
 台風15号が本州に接近しています。気象庁によると、このままの進路をたどると東海から関東にかけて上陸の恐れがある模様です。また、台風の進路にない地域でも土砂災害警戒情報を出して警戒を呼びかけています。
 一方、名古屋市では庄内川が氾濫。一時、市の人口の半数近い100万人に対し避難勧告を出していました。

 毎度のことになりますが、受信機を活用して最新の情報を入手するよう努めましょう。大雨が降っていると、雨音で同報無線が聞こえにくくなることがあります。一部地域では各家庭ごとに同報無線の個別受信機が配布されているようですが、都会ではそうはいきません。同報無線の避難指示が聞こえず、孤立してしまう危険性だってあり得るのです。
 そうなる前に、台風接近時には防災無線や同報無線、消防無線などを受信して災害に備えましょう。受信機が1台だけでも、プライオリティ機能やメモリースキャンを組み合わせれば、比較的漏れがなく受信できるはずです。

 台風に備えるためにも、ぜひとも傍らに受信機を用意してください。

『航空無線ハンドブック2012』&『航空無線のすべて2012』

2011-09-19 02:48:01 | 書籍
 今年も、航空無線の本が発売される季節になりました。いつもの2冊の最新刊です。

  • 航空無線ハンドブック2012(イカロス出版/税込み1800円)

  •  すでに9月6日に発売されています。今回は、2011年版発行直後にオープンとなった羽田空港D滑走路に伴う管制周波数の運用を特集。表紙も、日本一の高さになった羽田の管制塔です。

  • 航空無線のすべて2012(三才ブックス/税込み1575円)

  •  こちらは9月20日発売。東日本大震災でエアバンドがどうなっていたかを特集しています。表紙は、被災した仙台空港です。

     いずれも、周波数データは別冊付録に掲載されています。最近は持ち運びを考慮してか、周波数データの別冊化がトレンドのようです。『鉄道無線のすべて』の周波数データも、1作目は本誌収録でしたが、『鉄道無線のすべて2009-2010』では別冊に収録されました。
     ところで、10月20日に新たに「いすみセクター」が設定されます。『航空無線ハンドブック2012』では締め切りの都合か記述はありませんでしたが、『航空無線のすべて2012』では間に合うのでしょうか? 気になるところです。

     航空無線は、いつも同じと思ったら大間違い。言い回しや航法が変わったり、ちょっとずつ変化しているのです。その辺をこれらの書籍でフォローしてみてはいかがでしょう?