無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

京急にSRアンテナ搭載車登場

2014-10-24 09:39:18 | 鉄道無線
 京浜急行電鉄(京急)は、昨年度から列車無線の「改良」を行っています。誘導無線(IR)から空間波無線(SR)へ移行する模様で、すでに一部の車両にはSRアンテナの基台が準備されているのです。

 そんな中、SRアンテナを装着した車両が登場したという情報が入ってきました。こちらのブログによると、新1000形4連の1489編成に、JRと同じような円筒形のアンテナが取り付けられて重要部検査を出場したとのことです。
 運転台にもダイバーシティ用のアンテナが設置されたものの、無線機は取り付けられていない模様。本格的な設営はまだのようです。

 『ラジオライフ』にも以前、一部区間で漏洩同軸ケーブル(LCX)が敷設されていると書かれていました。着々と空間波へ移行する準備が進んでいるようです。

りんかい線70-000形にATACS装備

2014-10-16 12:46:39 | 鉄道無線
 以前取り上げましたが、JR東日本は昨年、2017年秋ごろを目標に埼京線池袋―大宮間の信号装置を、ATC(Automatic Train Control/自動列車制御装置)から無線を使った列車制御システムであるATACS(Advanced Train Administration and Communications System)に変更すると発表しました。現在31本が運用についているE233系7000番台は、ATACSの準備工事が施されています。
 ATACS導入区間では、直通する東京臨海高速鉄道(りんかい線)の車両も走行。当然、りんかい線の車両にもATACSを装備する必要があります。そんな中、今月に入ってATACSを装備したりんかい線70-000形が現れたのです。

 70-000形Z3編成がそれで、10号車(新木場寄りの先頭車70-030)の9号車寄りの屋根に、2本並んだアンテナが搭載されました。アンテナ形状や色は、列車無線用と同じです。
 同時に、両先頭車の運転台上の屋根に、デジタル列車無線用のダイバーシティアンテナも追加。真新しいアンテナと旧来のアンテナ2本を見ることができます。このため、列車無線デジタル化の際に運転台に設置された簡易アンテナは撤去したようです。
 今のところ確認できたのはこの編成だけですが、Z1編成もATACSを装備した模様。今後も、他の編成に施工されていくことでしょう。

 一方で、E233系7000番台はまだATACS装備編成がありません。ただし、115編成はATACSアンテナを搭載した状態で落成、営業運転に就いてしました。ところが、しばらくしてアンテナは外されてしまったのです。それ以後、どの編成も10号車にはATACSアンテナは取り付けられていません。
 乗り入れ相手の方が先にATACSに対応しているという状況になってしまっているものの、近いうちにE233系7000番台にもATACSを装備していくことになると思われます。

【10月17日17:26追記】
 先ほど、Z3編成に乗車していろいろ確認できたので、追加で報告します。上記のうち、運転台の列車無線簡易アンテナは撤去されず残ったままです。無線機本体に結線されているかどうかまではわかりません。
 また、1号車(川越寄りの先頭車70-039)の2号車寄りの屋根にも、ATACSと思われるアンテナが2本並んで設置されていました。ただ、この位置はE233系7000番台だとWiMAXのアンテナが設置されています。しかも、E233系7000番台では枕木方向に並んでいるのに対し、Z3編成はレール方向です。
 ATACSアンテナを両先頭車に設置となると、E233系7000番台の1号車はどうなるのかわかりません。今後の成り行きを見守ることになるそうです。

今度は台風19号に備えを!

2014-10-10 12:22:01 | お知らせ
 台風18号に続き、今度は台風19号が日本列島に接近しています。現在の予報では、前回の台風18号と同じようなコースをとるとされ、日本列島を串刺しにするようです。

 またも週末の台風襲来ですが、例によって不要な外出を避け、受信機による情報収集を積極的に行ってください。もし避難となれば、持出し用品に受信機もお忘れなく!
 なお、今のうちから手持ちの電池を確認しておいた方がいいかもしれません。いざ電池を使おうとしても古かったり、あるいは充電されておらず使えないという場合も考えられます。受信機以外でも電池が必要な機器があるはずなので、電池を買い置きして損はないでしょう。