無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

仙台地区701系にデジタル無線搭載

2015-02-07 15:56:03 | 鉄道無線
 ついに、仙台地区でデジタル無線に置き換えた車両が登場したようです。こちらのブログで、701系にデジタル無線が搭載されたことが書かれています。
 この記事によると、デジタル無線を搭載したのはF2-26編成で、E129系と同じ受話器になっているようです。また、ダイバーシティ用のアンテナが運転台に増設されました。同時に、ワンマン機器の更新も行われたようです。
 今後、仙台地区でのデジタル無線搭載が本格化するかもしれません。どのくらいのペースで取り付けられるのか、要注目でしょう。

受信機で降雪に備えを

2015-02-04 12:53:42 | お知らせ
 今週も、関東で積雪の予報が出ました。気象庁は、大雪に関する関東甲信地方気象情報を出して警戒を呼び掛けています。
 先週と同じく平日なので、通勤や通学する人が大多数のはずです。毎度のことですが、受信機で交通機関の乱れをキャッチするようにしましょう。
 テレビやラジオでは大きな被害の情報は流れるものの、局所的な情報は流されません。自分の現在地の情報は、直近でやりとりされる電波をとらえるのが効率的。受信機を活用して、身の回りの状況を把握するようにしてください。

 来週も、関東では雪にある可能性があるとの予報が出ています。引き続き、正確な情報を受信機から得ましょう。

HB-E210系の無線機

2015-02-02 13:59:09 | 鉄道無線
 5月30日に運行開始予定の仙石東北ラインに投入される、HB-E210系ハイブリッド気動車。先頭車に2本1組の列車無線アンテナが装備されていることから、どのような無線機を搭載しているのか気になっていたところです。そんな矢先、こちらのブログでその写真が掲載されていました。

 写真を見ると、首都圏と同型のA/C/Dタイプ無線機のようです。仙石線を走行する都合上Aタイプは必須となり、なおかつCタイプ区間のデジタル化を想定しているため首都圏と同型になったのでしょう。
 ボタン配列から表示類まで一致していますが、注意すべきは「子機」ボタンの存在。C/Dタイプ無線機には「子機」「デジタル/アナログ」ボタンが省略されているので、実際には子機を搭載していないと思われます。首都圏と共通化することで、コストを削減しているのではないでしょうか。

 余談ですが、このブログに参考としてEF500形電気機関車の無線機の写真も掲載。気になったのは、受話器の傍らに写っているチャンネル表です。
 受話器の下に隠れているのはアナログ、受話器の上にはデジタルのチャンネル表となっています。よく見ると、デジタル化しているのは写っている範囲でD3chとD4chだけなのです。
 3号線区のD4chは存在し、4号線区のD2chが書かれていないということは、2009年7月19日~10月10日の間に撮影されたものと考えられます。ブログには撮影時期は明記されていないものの、おそらくこの期間内で行われた公開ときのものでしょう。

 仙台地区では、新製車両初のデジタル無線機搭載車が登場と相成りました。今後、既存車両がどのようにデジタル無線機に置き換わっていくのか要注目です。

【2月2日22:06追記】
 仙石CTCさんより、HB-E210系は仙台地区での「新製車両」としては初のデジタル無線搭載車とご指摘をいただきました。一部語句を追加します。仙石CTCさん、ありがとうございました。