無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

台風12号接近!

2011-08-31 20:28:24 | お知らせ
 台風12号が日本に接近しています。気象庁の予報では、週末に上陸の可能性があるようです。
 例によりまして、受信機を傍らに置いて最新情報を入手するよう心がけてください。テレビやラジオでも情報の入手は可能ですが、大局的な情報でしかありません。消防無線や防災無線を受信して、ピンポイントでの災害情報を手に入れるようにしましょう。

 なお、屋外のアンテナが台風で飛ばされないよう、今のうちにメンテナンスをしておく必要もあります。アンテナが飛ばされると受信範囲が狭まってしまうだけではなく、飛ばされたアンテナが家屋を損壊させてしまうことも。それだけでなく、人に当たってケガをさせてしまうことだってあり得るのです。
 アンテナに緩みがないか、今一度ご確認を。ただ、くれぐれも台風接近直前はやめましょう。思わぬ事故となり危険です。

 皆さんも、受信機で台風に備えてください。

『周波数バイブル2012』発売

2011-08-29 16:30:28 | 書籍
 マガジンランドから、『周波数バイブル2012』が発売されました。発売日は一応本日のようですが、マガジンランド公式サイトには今のところ記述がありません。

 毎回配列が変わる『周波数バイブル』ですが、今回はジャンルごとに周波数順の配列です。同じ周波数では、北から南へ都道府県順で並んでいます。
 ジャンルの配列は以下の通りです。
  • 消防無線
  • 救急無線
  • 警察無線
  • 防災無線
  • ライフライン無線
  • マスコミ無線
  • 官庁無線
  • 業務無線
  • 簡易無線
  • 鉄道無線
  • バス無線
  • タクシー無線
  • 航空無線
  • 船舶無線
  • 軍用無線
  • 微弱無線
  •  各ジャンルごとの基礎知識やV/UHF帯の割当原則、用語集は今回も掲載があります。毎年コロコロ変わる配列について、以前の記事で編集者の方からコメントをいただきました。
    三才の付録の手帳と同じで
    毎年買ってくれなくなりますから
    掲載スタイルを変えて
    同一データでも
    検索方法を変えて掲載してあるんです
    古いものでもいいので
    自分の使いやすいもので
    使ってください。
     商業ベースで考える場合、どうしても「売れること」が大前提となります。同じ配列だと、読者から「代わり映えしない」と受け止められてしまうようです。さらにそこから「代わり映えしないから、今あるので十分」と思われてしまうと購買意欲がたたれてしまい、次年度版の発行が困難に‥‥という図式になってしまうのでしょう。

     ところで、これは毎年のことですが、保存状態によっては表紙がカールしてしまうのが『周波数バイブル』の欠点。1冊単独で置いておくと、1日たつと表紙がクルンと丸まってしまうのです。
     書棚に立てるなど、両側から重みをかければカールしなくなります。600円という価格との兼ね合いがあると思いますが、ぜひとも改善して欲しいところです。

     『周波数帳』に掲載があって『周波数バイブル』に掲載がない周波数、あるいはその逆もあります。従って、受信生活をより豊かにするには、両方を買って読み比べるのがいいのではないでしょうか?

    周波数帳がiPhoneアプリに

    2011-08-27 17:38:41 | 書籍
     今日と明日の2日間、東京・有明の東京ビッグサイトで「ハムフェア2011」が開催されています。ここでは各アマチュア無線機メーカー、受信機メーカー、アンテナメーカー、販売店やクラブなどがブースを出展。日本のアマチュア無線で最大のイベントです。

     その中で、エーオーアールをはじめ、複数のブースに気になるチラシが置いてありました。それによると、『周波数帳』がiPhoneアプリになるというのです。
     今まで持ち運べる周波数データといえば、『ラジオライフ』の毎年2月号に付録する『ラジオライフ手帳』や、毎年8月に発行の『周波数バイブル』くらいしかありませんでした。しかも、できる限り荷物を軽くしたいときには、紙(本)という性質上多少なりともかさばってしまうのです。
     だからといって、周波数データをネットに頼っても総合的なサイトは皆無。意外とネットは使えません。仕方なく、必要なデータを携帯電話のメモ機能に登録したり、スマートフォンでファイル化したりするしかありませんでした。
     ところが、いざそれをやろうとするとデータ量の膨大さで心がくじけてしまいます。iPhone限定ですが、そんな手間を省くアプリが登場することになったようです。

     チラシでは、iPhoneアプリ版にはさまざまな検索機能が用意されています。GPS機能を使い、現在地で受信しうる無線局をジャンルごとに検索できるほか、キーワードやジャンルなど、紙ではなしえなかった検索も実現。単純に周波数順データをデータ化しただけの2011-2012年版CD-ROMに比べても、格段に機能が向上しているようです。
     アプリそのものは無料のようですが、データは全国を6エリアに分けて販売する模様。全国一括購入では2800円を予定しているようです。個人的には、もう少し安くしてもよさそうな気がします。

     秋には登場予定とのことですが、惜しむらくはiPhoneだけになっていること。せっかくなので、Androidにも対応して欲しいという声が多く聞こえそうですね。

    【18:06追記】
     その後ネットで検索をかけたところ、iPhoneアプリ開発元であるハンズエイドのニュースリリースが出てきました。詳細は下記リンクをご覧ください。
    国内唯一の周波数辞典「周波数帳」が iPhone/iPod touch 用のアプリになります!