7月19日に、3号線区がデジタル化されたJRの首都圏のデジタル列車無線。その後、7月22日にはA4chが停波しました。
さらに、7月28日は4号線区のデジタル波をキャッチ。現在は停波しているようですが、今までの整理の意味もこめて現在の割り当て状況をまとめてみました。
周波数 | アナログch | デジタルch |
---|
352.53750 | 1 | - |
352.54375 | - | - |
352.55000 | 2 | - |
352.55625 | - | - |
352.56250 | 3(停波) | 4 |
352.56875 | - | 7 |
352.57500 | 4(停波) | 2 |
352.58125 | - | - |
352.58750 | 5 | - |
352.59375 | - | - |
352.60000 | 6 | - |
352.60625 | - | - |
352.61250 | 7(旅客一斉) | - |
352.61875 | - | - |
352.62500 | 8(停波) | 旅客一斉 |
352.63125 | - | 3 |
352.63750 | - | 2 |
352.64375 | - | 3 |
352.65000 | - | 4 |
352.65625 | - | 旅客一斉(現在は停波) |
352.66250 | - | 2 |
352.66875 | - | 7 |
※周波数の単位はMHz。
※移動局の周波数は、上記周波数の16.5MHz下。
※「-」は未使用のch。
現在デジタル化した3、4、7chでは、本来1ch3波運用で行われるべきところが2波で運用されています。来年春に予定されている完全デジタル化までは、すべてのchで2波運用となるようです。
また、デジタル化の進捗に伴い、一部の割り当てが変更になっているところもあります。デジタル列車無線の機能として、無線で車両側のソフトをアップデートできるので、これを使って無線機の周波数設定を書き換えているのでしょう。
こうしてみると、JR列車無線のデジタル化は今がちょうど折り返し地点といえそうです。来年春には完全デジタル化することになっていますが、3号線区のデジタル化延期のような「不手際」でアナログ延命を期待してしまうのは、私だけではないでしょう。