無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

無線関連の本

2008-09-15 13:25:05 | 書籍
 今月は、無線関連の本が相次いで発売されるようです。

 まずは、航空無線の本。無線受信でおなじみの三才ブックスと、最近では航空以外の本も手がけるイカロス出版の2社が、時をほぼ同じくして航空無線ガイドを発売するのです。

  • 航空無線のすべて2009(9月20日発売、三才ブックス/1500円)
  • 航空無線ハンドブック2009(9月30日発売、イカロス出版/1800円)

     いずれも、航空無線ガイドとしては老舗といえるでしょう。「航空無線のすべて」は無線受信の1ジャンルとしての航空無線、「航空無線ハンドブック」は航空趣味の1ジャンルとしての航空無線というスタンスのようです。また、「航空無線のすべて」はA5版、「航空無線ハンドブック」はB5版と、大きさでも違いがあります。
     しかし、似た傾向もあります。それは、周波数リストがどちらも別冊付録で収録されていること。やはり、航空祭などへの携帯性を考えてのことなのでしょう。
     また、どちらも今話題のKG-ACARSも掲載。受信機とPCの連携で、“目で見える”航空無線の楽しみ方を提案しています。
     航空無線を受信するなら、最低でもどちらか1冊は傍らに置いておくべきでしょう。思い切って両方そろえたら、それぞれのスタンスの違いを読み比べてみるのも面白いかもしれません。

     次に、これまで雑誌の特集でときどき組まれていた鉄道無線ガイドが、いよいよ1冊の本となって登場することになりました。

  • 鉄道無線のすべて(9月29日発売、三才ブックス/1300円)

     鉄道無線好きとしては、待望の1冊となりそうです。以前から書籍化の要望があったようですが、ついに実現と相成りました。
     昨今の鉄道ブームで、鉄道とは何のゆかりもない出版社からも鉄道関連書籍が発売されています。そのムーブメントの中で、今回の発売となったのでしょう。
     現段階では、三才ブックスのホームページに掲載されていないので、詳しい内容が明らかになっていません。上記のリンクも、Amazon.co.jpのものです。

     しかし、検索したところ、この本の編集者のブログを発見。そこに、目次が掲載されていました。
     それによると、鉄道ファンをターゲットに、鉄道無線をきっかけとして受信趣味を紹介していくような印象を受けます。ただ、あくまで目次を見ただけなので、実際に見てみないと何とも言えませんが、貴重な鉄道無線ガイドになりそうです。

     秋の夜長、これらのガイドブックを片手に受信すると、また違った楽しさが発見できるかもしれません。