無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

3号線区デジタル化はどうなった?

2009-05-31 12:36:42 | 鉄道無線
 予定では、とっくにデジタル化されているはずの3号線区。本来なら、4月にもデジタル化してしかるべきなのですが、既報の通り免許申請の不備で未だに実施できていません。
 当初計画によると、その次の4号線区は7月にもデジタル化されることになっています。さすがに2か月以内には3号線区もデジタル化されるでしょうから、今後のスケジュールに影響はないはずです。
 ただ、ここまで遅れてしまうと、逆に心配になってしまいます。受信する者にとっては、アナログが延命してかえって喜ばしいことと言えますが‥‥。

 結果的に、3号線区はまだアナログで楽しめていますが、いつデジタル化してもおかしくありません。沿線の方、心して聞きましょう。

DJ-X8の電源電圧降下

2009-05-19 16:35:00 | 受信機・アンテナ
 アルインコのDJ-X8に限らず、最近の無線機や受信機は、電源電圧が下がってくると電源をオンオフしてバッテリー交換を知らせてくれます。ところが、これがときにやっかいな存在となるのです。
 というのも、DJ-X8は[FUNC]キーを押しながら電源オンするとリセットがかかるようになっています。そのため、電圧降下時に何かの拍子に[FUNC]キーに触れてしまうと、音量やVFOなどがリセットされてしまうのです。
 さらに、セットモードでメモリー保護機能をオフにすると、メモリーまで消えてしまうことに。メモリー編集ソフトがなかったころ、うっかりメモリー保護機能をオフにしてしまったがばっかりに、電圧降下時に[FUNC]キーに触れてしまったためメモリーがすべて吹っ飛んでしまったことがありました。

 実はこの間も、同じように電圧降下してバッテリー交換を促す「お知らせ」状態に。こうなってしまうと、バッテリーを外す以外には電源オフできません。
 そこで、電源オフしようと鞄の中からDJ-X8を取り出そうとしたら、何かの弾みで[FUNC]キーに触れてしまった模様。画面が今まで聞いていた周波数ではなく、初期設定の145MHzになってしまったのです。
 「まさか!?」と思うも手持ちの予備バッテリーがあるわけではなく、自宅に帰ってバッテリーを交換。おそるおそる電源をオン‥‥すると、設定だけがリセットされて、メモリーは無事でした。仮にメモリーがすべてなくなっても、今ではメモリー編集ソフトでPCから転送できるので楽ですが。

 最近では、メモリー編集ソフト以外でメモリー書き込みはしないので、普段からメモリー保護をオンにしていたのが幸いしました。皆さんも、電圧降下時にはくれぐれも[FUNC]キーに触れてしまわないようご注意ください。

3号線区デジタル化‥‥ではなかった?!

2009-05-14 08:51:19 | 鉄道無線
 前回、一時停波していた3号線区のデジタル波が復活したことをお知らせしました。しかし、これが間違いであることが発覚したのです。
 きっかけは、前回の記事にコメントをいただいたspsさんからの情報。これによると、西国分寺駅でデジタル波を受信したそうです。その周波数は、以下の3波となります。
352.56250
352.65000
352.66875
※周波数はMHz。

 いずれも基地局の周波数です。spsさんは、西国分寺駅そばにある武蔵野線の小平トンネルに入るとデジタル波が受信できなくなったことから、中央線の電波と推察したようです。そこで、私も裏を取るべく別の場所で受信を試みました。
 私が最初に受信したのは、水道橋。ここでは、以下の周波数でデジタル波をキャッチできました。
352.56250
352.65000
352.66250
※周波数はMHz。

 これもすべて基地局の周波数ですが、352.65000MHzだけは0.7秒に1回電波が途切れます。その後、飯田橋、中野、荻窪と移動しましたが、やはり水道橋で受信できた周波数でデジタル波を確認しました。
 spsさんは352.66875MHzで受信できたようですが、これはどうも352.66250MHzのようです。ナローFMでの受信だと、6.25kHzステップでの周波数の確定が困難に。spsさん自身も、隣接周波数にかぶりまくりで不正確であることをおっしゃっています。いずれにせよ、これら周波数は中央快速線のデジタル波だったようです。

 ただ、中央快速線は4号線区。ちなみに、4号線区はA/Bタイプ2ch区間のうち、以下の区間が該当します。

宇都宮線上野~黒磯
中央快速線東京~甲府
総武線千葉~佐倉
成田線佐倉~成田空港
我孫子~成田
武蔵野線新鶴見~府中本町
新松戸~西船橋
東海道貨物線鶴見~大船

 前回「3号線区デジタル波復活」としてお伝えした電波は巣鴨付近で受信していたので、本当は宇都宮線のデジタル波を受信していたのです。実は、巣鴨には山手線と山手貨物線の基地局が設置されているのですが、その割には電波が弱かったのが気になっていました。これに加えspsさんからの情報、さら私自身の受信報告にを総合すると、上記周波数は4号線区の試験電波と結論づけられるのです。

 ただし、気になるのは「3号線区よりも先に4号線区がデジタル化するのか?」ということ。結論からすると、それはあり得ないでしょう。
 今回の4号線区のデジタル波は、本来のスケジュールでは予定通りなのかもしれません。というのも、元々5月は3号線区がデジタル化しているので、設置が終わった基地局の調整のため試験電波を発射してしかるべき時期なのです。
 ところが、3号線区のデジタル運用開始直前に免許申請の不備が発覚。予定なら4月26日にはデジタル化していたはずなのに、今もってデジタル運用を開始することができないのです。
 それでも、4号線区以降のスケジュールに影響を与えないようにしなければなりません。周波数の捻出ができないため、4号線区の基地局は予定していた周波数ではなく、3号線区の周波数でとりあえず試験電波を発射していると考えられます。

 今後も、デジタル化の動向に注意を払う必要がありそうですね。

ようやく3号線区がデジタル化へ

2009-05-12 22:01:44 | 鉄道無線
 本日、いったん停波していた3号線区のデジタル波が再度開局しました。すでに基地局の調整が終わっているはずなので、順調にいけば今週もしくは来週の日曜日から運用開始するものと思われます。
 免許申請の不備があったため、4月にも行われる予定だったデジタル化が延期に。その間、大慌てで書類をそろえて申請した模様です。