無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

JJYおおたかどや山の停波は長期化か?

2011-04-27 01:47:35 | 短波・中波・長波
 暫定復活と停波を繰り返していたJJY福島局「おおたかどや山標準電波送信所」は、4月25日にまた停波してしまいました。今回の停波は、この日12:06分の落雷によるもの。詳しくはこちらをご覧ください。
 停波の原因が落雷となると、アンテナや送信機に不具合が発生しているとも限りません。実際に現地へ行って確認する必要があるものの、福島第1原発の警戒区域にあるがためそれすら困難な状況です。
 これは、停波の長期化を意味します。早ければ数日で対応可能になるかもしれませんが、数週間から数か月単位の期間を要する可能性も否定できません。

 停波から点検までに時間がかかるか、このような事態が頻発するようなら、福島局の移転も検討した方がいいのではないでしょうか。もちろん、移転先の用地確保や予算などの問題もあります。
 ただ、原発問題はいつ収束するか先が見えません。仮移転だとしても、準備期間と収束までの期間を天秤にかけた場合、仮移転の方に分があれば検討に値するでしょう。
 正確な時を刻む電波時計が生活に密着して久しい昨今、標準電波の停波が生活に与える影響も甚大です。早急な福島局の復活を願ってやみません。

JJYおおたかどや山再び暫定復活

2011-04-24 20:34:22 | 短波・中波・長波
 昨日停波したJJY福島局「おおたかどや山標準電波送信所」は、18:49ころに暫定的に復活した模様です。詳細はこちらをご覧ください。
 復活まで時間がかかると思われましたが、速やかに対応したようです。今後も、不測の停波があるかもしれません。電波時計の電波が拾えていないと思ったら、情報通信研究機構(NICT)標準電波の送信状況をチェックしましょう。

JJYおおたかどや山再び停波

2011-04-24 08:18:27 | 短波・中波・長波
 4月21日に復活したJJY「おおたかどや山標準電波送信所」は、4月23日17:10ころに停波した模様です。情報通信研究機構(NICT)標準電波JJY送信情報には、詳しい原因は明記されていませんが、停波したことが記されています。
 復旧見込みは未定とのことですが、おおたかどややま山標準電波送信所が福島第1原発の警戒区域にあることから、エンジニアが送信所に行くこと自体が困難な情勢です。復旧までには、相当な時間がかかることが予想されます。

JJYおおたかどや山復活!

2011-04-22 01:32:52 | 短波・中波・長波
 3月12日から、東日本大震災による原発事故で避難指示が出されていたため停波していたJJYの福島局こと「おおたかどや山標準電波送信所」。その情報は以前お伝えしましたが、4月21日13:54に復活した模様です。
 JJYを運営する情報通信研究機構(NICT)によると、あくまで「暫定的に送信を再開」したとのこと。NICTの日本標準時グループのサイトに、詳細が記されていました。
おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)は暫定的に送信を再開しました

 おおたかどや山標準電波送信所では、福島第一原子力発電所の周辺地域を対象に避難指示が出されたことを受け、標準電波の送信を3月12日19時46分から停止していましたが、必要な措置を実施し、4月21日13時54分に暫定的に送信を再開しました。

 今後、落雷や停電等により停波を余儀なくされる可能性もあります。標準電波をご利用の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願い申し上げます。

 なお、はがね山標準電波送信所(60kHz)は通常通りの運用を行っています。

 福島局が復活したことにより、東日本でも安定してJJYを受信することができるようになったのです。特に、初期の電波時計は福島局の40kHzしか対応しておらず、九州局の60kHzは受信できません。そのため、停波していた約40日間は時刻合わせができずに、日に日に狂ってしまったのです。
 しかし、暫定的とはいえ復活したことで、古い電波時計でも正確な時を刻むことができるようになりました。一応の復活で、一安心といったところでしょう。
 
 ただし、本日0:00をもって、福島局を含む福島第1原発の半径20km圏内が立ち入り禁止となる「警戒区域」に設定されました。このことが、福島局のメンテナンスに少なからず影響を与えると思われます。
 落雷などで停波した場合、速やかに復旧できないことが予想されるのです。このあたりが、「暫定的」としている理由なのかもしれません。

無線局免許情報検索がリニューアル

2011-04-06 14:36:06 | その他
 総務省が公開している「無線局免許情報検索」が、4月からリニューアルしています。名称が「無線局等情報検索」となり、アドレスもhttp://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=1に変更され、旧アドレス(http://www.info.tele.soumu.go.jp/menkyo/SearchServlet?pageID=0)からは接続できません。

 これまでは、免許した総合通信局を指定してから無線局の種別を指定する必要がありました。免許人が同一でも、総合通信局が変わるとトップから検索しなおす必要があったのです。
 今回のリニューアルでは、トップページで「場所で探す」「目的で探す」「種類で探す」と3つのカテゴリーで検索が可能に。さらに細かい条件で検索するには、「詳しく条件を指定する」をクリックすることで「エキスパート検索」の画面になり、そこから条件を入力することになります。同一免許人が複数の総合通信局にまたがって開設している無線局を検索する場合、1つの画面で総合通信局を横断できるようになりました。
 また、一覧での表示件数は最大100件だったのが、リニューアルで500件に。今までは検索件数が多すぎで表示できなかったのに対し、今回は検索結果が数十万件でも表示できるようになっています。
 ほかにも、以前は検索条件を変更するのに前のページに戻る必要がありました。これが、検索結果と同じページの上部で条件の変更が可能になっています。いろいろ検索をかけたいときには、何かと重宝しそうです。

 ぜひ皆さんもブックマークして、検索をしてみましょう。なお、検索対象外の無線局は、以前と変わりないようです。