無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

台風17号上陸に備えを!

2012-09-30 00:18:55 | お知らせ
 台風17号が、日本列島を串刺しにするコースを取ろうとしています。このまま進めば、上陸の可能性も否定できません。来るべき台風に備え、情報収集態勢を取りましょう。
 台風が最接近した沖縄では、自動車が相次いで横転するなどの被害が出ました。首都圏でも、同様の被害が出ないとも限りません。先日の京急のように、崖崩れで交通機関が乱れることも予想されます。

 そんなときこそ、受信機を活用して情報収集しましょう。ただでさえ室内では聞こえにくい同報無線のスピーカーは、台風の風雨で全く聞こえなくなってしまうこともあるのです。これでは、避難指示や避難勧告が流されたところで、「知らなかった」では済まされないような結果になりかねません。
 そこで、受信機で同報無線や消防無線をスキャンすることで、正確な情報を入手しましょう。ただ、可能であれば室内アンテナで受信したいところ。外に設置したアンテナが、台風で飛ばされてしまうことも考えられるのです。

 首都圏では、本日夜に接近する見込み。無駄な外出を避けた上、受信機で信頼できる最新の情報を手に入れて、災害から身を守りましょう。

『鉄道無線を聞いてみよう』&『航空無線のすべて2013』発売へ

2012-09-26 02:13:38 | 書籍
 三才ブックスから、新刊の情報が入りました。『ラジオライフ』11月号の広告によると、『鉄道無線を聞いてみよう』と『航空無線のすべて2013』が相次いで発売されるようです。現在三才ブックス公式サイトには記述がありませんが、アマゾンでは『鉄道無線を聞いてみよう』が予約受付中になっています。

 『鉄道無線を聞いてみよう』は、これまでの『鉄道無線のすべて』をリニューアルした模様。首都圏JRの列車無線がデジタル化した今、私鉄のいわゆる「NEC民鉄無線」の空き線信号の攻略法を掲載するようです。
 また、広告では別冊付録の言及がありません。鉄道無線シリーズ第2作の『鉄道無線のすべて2009-2010』のように周波数データを付録とせず、第1作の『鉄道無線のすべて』のように本誌に周波数データを掲載する体裁を取るものと考えられます。
 なお、発売は10月13日で、定価は1238円+税。日曜日には配本がないからか、10月14日の「鉄道の日」を狙っているかのようです。

 一方の『航空無線のすべて2013』は、昨年に比べて1か月遅く10月26日発売。「エアーバンドの受信機材を極める」と題した特集が組まれているので、受信機やアンテナのレビューが掲載されるのでしょう。
 こちらは、周波数データが別冊付録となります。定価は1500円+税です。

 鉄道無線本は、実に3年ぶりの登場。タイトルから察するに、鉄道無線初心者向けのような感じがしなくもありません。ただ、鉄道無線の最新情報も掲載しているはずなので、ベテランも一応は注目した方がいいでしょう。

AR8200MK3最新ロット対応のインターフェイス登場

2012-09-08 16:14:22 | 受信機・アンテナ
 エーオーアールのハンディ受信機AR8200MK3は、今年3月のロット(シリアルナンバー027181以降)から既報の通りインターフェイスコネクターの形状が変更されています。これまで、変更後のコネクターに対応したケーブルは発売されていませんでした。
 ところが、ようやく新形状に対応したケーブルが発売されたのです。型番をMI8200といい、PCからの制御と受信音声の録音両方を兼ねるインターフェイスとなっています。ちょうど、パソコン接続ケーブルPC8200と録音用I/FケーブルCR8200を合わせた機能といえるでしょう。
 PCの接続には、シリアルポートに代わりUSBを採用。ただし、USBドライバーをダウンロードする必要があるようです。

個人的には、AR8200シリーズの性能を継承する新型受信機の登場を期待します。こう思うエーオーアールファンも多いのではないでしょうか?

『航空無線ハンドブック2013』も発売へ

2012-09-04 11:57:00 | 書籍
 毎年秋に登場するイカロス出版の『航空無線ハンドブック』。今年も、最新版となる2013年版が発売されるようです。
 『月刊エアライン』10月号の広告によると、『航空無線ハンドブック2013』は9月28日に発売されるとのこと。値段は、今年も1800円の模様です。

 一方で、三才ブックスの『航空無線のすべて』の2013年版発売はまだアナウンスされていません。『ラジオライフ』10月号の広告にも掲載されていないのです。例の一件の余波で遅れているのか、あるいは発売そのものがないのか‥‥。
 ただ、かつては毎年発売されていた『周波数帳』や『おもしろ無線受信ガイド』は、ここ最近2~3年に1回のペースに落ちています。商業ベースで出版している以上、「売れる」ものでないと発売しませんから、いろいろな無線の相次ぐデジタル化などで売り上げが落ちているのかもしれません。その分、スマートフォン用アプリで『周波数帳』を発売。今後は、電子媒体での出版に向かう流れなのでしょうか?

 部外者の邪推ついでですが、三才ブックス編集者のブログによると、先月青春18きっぷの旅に出たようです。個人的な趣味なのか仕事なのは判然としませんが、もしや‥‥。