無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

無線書籍の新刊

2015-09-05 20:30:44 | 書籍
 多忙につきすっかりご無沙汰となってしまいました。さて、8月末から10月にかけて、毎年発行される書籍の2016年版が発売されます。

  • 『周波数バイブル FB2016』(800円/マガジンランド

  •  8月26日に発売されました。毎年掲載順が変わる『周波数バイブル』ですが、2016年版はジャンル別の都道府県順です。そのため、巻頭にあったジャンル別の受信ノウハウがジャンルごとの先頭に移動し、それに周波数データが続く形になっています。
     なお、マガジンランドの公式サイトでは、発売から1週間以上経過した9月5日現在掲載されていません。リンクはamazonのものです。

  • 『航空無線のすべて2016』(1620円/三才ブックス

  •  当初は9月3日に発売される予定でしたが、諸事情により9月11日に延期されてしまいました。2016年版は、東海地方の空港をフィーチャー。さらに、ユニデンの受信機も取り上げています。

  • 『航空無線ハンドブック2016』(1850円/イカロス出版

  •  10月初旬発売予定。現時点ではイカロス出版公式サイトには掲載されておらず、『エアライン』10月号の広告に掲載されているのみです。

     これから涼しくなり秋の夜長、読書しながらのワッチはいかがでしょう?

    『ラジオライフ手帳ワイド』購入

    2015-07-12 01:21:11 | 書籍
     6月29日、三才ブックスから『ラジオライフ手帳ワイド』が発売されました。ここのところ忙しく書店に行く暇がありませんでしたが、ようやく購入。早速、中身をチェックしたいと思います。

     まず、『ラジオライフ手帳』と名乗っているものの、『ラジオライフ』毎年2月号付録の『ラジオライフ手帳』とは似て非なる体裁です。『周波数帳』のジャンル別だけを抜粋した形になっています。
     掲載されているジャンルは、以下の通りです。
  • 消防無線の割当原則
  • 消防無線・救急無線
  • 大阪市消防局の無線
  • 東京消防庁の無線
  • 防災行政無線の割当原則
  • 防災行政無線
  • 航空無線/飛行場管制
  • 航空無線/FSC
  • 航空無線/TCA
  • 航空無線/航空路管制
  • 航空無線/洋上管制
  • カンパニーラジオ
  • JRタイプ別の割当
  • 鉄道無線/JR各社
  • 鉄道無線/私鉄
  • バス無線
  • 国際VHF/船舶無線
  • マリンVHF
  • マスコミ連絡波・番組中継波
  • レジャー・アミューズメント無線
  • 各種業務・簡易無線の割当原則
  • 一般簡易無線
  • 警備無線・現金輸送
  • 官公庁系の無線
  • HF帯ミリタリー無線
  • VHF帯ミリタリー無線
  • AMラジオ放送
  • FMラジオ放送
  • ワイヤレスマイク
  • 盗聴波
  •  このほか、巻末に全国鉄道無線周波数地図を掲載しています。

     事実上、『周波数帳2014-2015』のアップデート版といえるでしょう。データは最新のものになっています。
     一方、全国鉄道無線周波数地図は、3年前に刊行の『鉄道無線を聞いてみよう』に掲載されたものの最新版。北陸新幹線開業と、それに伴う並行在来線第3セクター化に対応したものになっているようです。
     ところが、すでに判明しているいすみ鉄道小湊鐵道富士急行の周波数は「未導入」などと未判明になっていたり、A2chを使用しているJR成田線成田─松岸がCタイプとなっているなど、データが古いままの模様。本編との整合性がとれていないのです。

     鉄道無線地図に若干の不備はあるものの、現時点での周波数データの最新版であることには間違いありません。持っていて損はない資料といえるでしょう。

    『航空無線のすべて2015』は9月29日発売

    2014-09-15 22:49:30 | 書籍
     三才ブックスも、毎年恒例となった『航空無線のすべて』の最新刊を発売します。タイトルは『航空無線のすべて2015』で、価格は税込み1620円です。『ラジオライフ2014年10月号の広告では9月19日の発売となっていましたが、10日延期され9月29日となりました。

     公式サイトでは、現時点では未掲載。しかし、Amazonではすでに予約が可能になっています。
     内容は、やはりパソコンとの連携で航空無線の楽しみ方を特集している模様です。それ以外の内容は『ラジオライフ』に掲載の広告に記されていますが、ネットではCQオームメールマガジンでも見ることができます。

     奇しくも、『航空無線ハンドブック2015』と発売日が同じになってしまいました。両方買うもよし、片方だけもよし、航空無線の最新事情を資料としてそろえてみましょう。

    無線関連書籍が続々刊行

    2014-09-03 01:06:43 | 書籍
     8月から9月にかけて、無線関連書籍が相次いで発売されます。毎年発行されているものの最新版ばかりですが、発売日順に取り上げてみました。

  • FB2015・周波数バイブルマガジンランド/税込み800円)
  •  前回お伝えしたとおり、大幅値上げとなった『周波数バイブル』の2015年版です。8月26日の発売から1週間がたったにもかかわらず、公式サイトには一切言及がありません。従って、上記のリンクはAmazonのものです。
     今回は水色の表紙となっており、都道府県別の周波数順で掲載。お目当ての無線局の周波数を調べるより、受信機をサーチして引っかかった周波数を調べるのに適しています。『ラジオライフ』付録の『ラジオライフ手帳』よりも幅広いジャンルを網羅しているので、手元に置いておいて損はないでしょう。
     ただ、毎年のことですが表紙がカールしてしまうのはいただけません。本棚に収納するなり、何かの下敷きにすればカールする心配はなくなりますが、1冊だけ単独で置いておくと数日で表紙が丸まってしまうのです。この点だけは、ぜひとも改善を望みます。

  • おもしろ無線受信ガイドver.15三才ブックス/税込み1500円)
  •  8月28日に発売された、さまざまなジャンルの無線の聞き方を指南する『おもしろ無線受信ガイド』の最新版です。巻頭に、2013~2014年の無線界の動きを特集。以後、受信機レビュー、各ジャンルの聞き方、アンテナのレビューと続きます。最新の周波数データを掲載した『周波数帳ミニ2014-2015』が付録です。
     中身としては初心者向きではあるものの、自分が普段聞かないジャンルを改めて見ればノウハウがわかりやすく書かれています。デジタル化が進みつつある中、何を聞けばいいか参考になるでしょう。

  • 『航空無線ハンドブック2015』イカロス出版/税込み1850円)
  •  9月29日発売予定の『航空無線ハンドブック』2015年版です。今のところ公式サイトにもAmazonにも掲載されておらず、『エアライン2014年10月号の広告にしか記述がありません。広告には綴じ込み・別冊付録は明記していますが、特集などの具体的内容は書かれていないのです。現在鋭意編集中といったところでしょうか。例年通りなら、受信機やアンテナのレビュー、ACARSやADS-Bなど「目で見る」エアバンドの紹介、特定の便を出発から到着まで追っかける仮想交信ドキュメントなどが掲載されるものと思われます。

     手元の書籍を最新版にアップデートして、無線界の現状を知ってみてはいかがでしょうか?

    『周波数バイブル』2015年版は大幅値上げ

    2014-08-19 01:01:32 | 書籍
     マガジンランドが毎年8月に発行する『周波数バイブル』の最新版が、今年は8月26日に発売されるようです。公式サイトには言及がありませんが、Amazonではすでに予約を受け付けています。

     2015年版は、mixiコミュニティによると「FB2015の掲載方針について」として都道府県ごとの周波数順で掲載されるようです。余談ですが、このコミュニティでは『周波数バイブル』の修正も掲載されています。
     Amazonで予約を受け付けていることは先に書いたとおりですが、価格に注目です。2014年版は571円+消費税(5%時は税込み600円、8%時は税込み616円)となっていました。ところが、2015年版は800円と書かれています。Amazonの価格表示は税込みとなるため、およそ3割の大幅値上げとなるのです。

     デジタル化や受信機のラインナップの減少で、受信趣味は厳しさを増す一方といえます。それでも、アナログで聞ける無線を記した書籍を発行してくれること自体を評価すべきではないでしょうか。値上げはやむを得ないこととして、今後も毎年発行して欲しいものです。

    『周波数帳2014-2015』入手

    2013-10-23 02:45:28 | 書籍
     日付が変わって昨日、三才ブックスから3年ぶりに発売された『周波数帳』の最新版『周波数帳2014-2015』。早速、発売日に入手しました。

     やはり、注目は『周波数帳』史上最大となったボリューム。前回の『周波数帳2011-2012』は、本文だけで1614ページありました。ところが、今回は1702ページと、単純計算で88ページ増となったのです。
     重量は、hamlife.jpによると1720gある模様。旅行などで持ち運ぶには到底困難で、やろうと思えば凶器にもなり得るヘビーさといえます。

     表紙は、事前にネット上で公開されていた写真では誤字がありました。「Very Low Frequency」の「VLF」とすべきところが「VHF」となっていたと、ニュースになってしまったのです。こちらは修正されたようですが、実はもう1か所誤字がありました。
     それは、「Medium Frequency」が「Mediun Frequency」となっていたのです。編集者が気づかなかったのか修正されなかったようで、このまま発売されてしまいました。
     今回の表紙のデザイン、どこかで見たことがあるようなと思った人がいるかもしれません。それもそのはず、『周波数帳』創刊号となる1982年版へのオマージュだったのです。
     第1章・ジャンル別周波数リストの扉には、1982年版の表紙が掲載されています。一方、第2章・周波数順リストの扉には、2000年版の表紙を掲載。まるで、『周波数帳』32年間の歴史を振り返るかのようです。どうせなら、過去の全表紙を掲載してもよかったのではと思ってしまいます。

     特筆すべきは、付録のCD-ROMの使い勝手が飛躍的に向上したこと。CD-ROMをパソコンに読ませると、検索ソフトをインストールすることになります。
     CD-ROMを取り出して検索ソフトを起動させると、4つのボタンが出現。そのうち「周波数検索」をクリックすると、検索画面が現れます。
     実際の使い方は、本文やソフト付属の「お読みください.txt」をご覧いただくとして、今回の最大の特徴は、データの全文検索ができるようになったことです。
     例えば、キーワードに「NHK」を入力して検索すると、本文の周波数順リストにおける「割当」の項目にある「NHK」を抽出して周波数順に表示されます。また、画面下にはヒット件数も現れるのです。
     元になっているデータは本文の周波数順リストのようで、キーワード検索ができるようになって周波数を探し出すことが簡単になりました。ちなみに、キーワードに何も入力しないで検索してみると、抽出する時間はかかるものの、登録されている全データ84427件が表示されます。

     はっきり言って、このCD-ROMは感動モノです。スマートフォン用の周波数帳アプリはあってもパソコン用はなかっただけに、重すぎる本を抱えなくても簡単に調べることができるのはうれしいところ。受信趣味を持つ人なら、持っていて損はないでしょう。

    『周波数帳2014-2015』三才公式サイトに掲載

    2013-10-03 10:05:56 | 書籍
     『周波数帳』発行のアナウンスが出てから2か月あまり、10月22日発売を前に『周波数帳2014-2015』が三才ブックス公式サイトについに掲載されました。

     それによると、今回は「消防無線ファイナルバージョン」というサブタイトルがついています。これについて、編集者の私的ブログでは以下のように考えているようです。
    「消防無線ファイナルバージョン」とサブタイトルにもあるように、
    これが最後かもしれませんので、みなさん1冊購入してください。
     2016年5月末で使用期限を迎える150MHz帯アナログ消防無線の情報は、『周波数帳』としては最後になるかもしれないとのこと。暗に、向こう3年間は『周波数帳』を発行しないということを示しているのでしょうか?
     余談ですが、デジタル化する消防無線は150MHzのみです。460MHz帯の署外活動系(署活系)はアナログのまま残存しますので、消防無線すべてがデジタル化されるわけではありません。くれぐれも誤解しないでください。

     さて、付録のCD-ROMは前回の『周波数帳2011-2012』に比べ、検索機能が大幅に向上しているようです。ピンポイントでしかできなかった周波数検索が、帯域で検索できるようになった模様。総務省無線局等情報検索にも勝るとも劣らない使い勝手になったようです。「確かこの辺の周波数だったな‥‥」というときに、威力を発揮すること間違いないでしょう。
     なお、前回同様周波数データをテキストとしてぶち抜けるかは不明です。実際に入手して、試してみないとわかりません。

     いずれにせよ、発売まで20日を切りました。早売りしている店では、10月19日ごろには店頭に並ぶかもしれません。心して待つとしましょう!

    『周波数帳2014-2015』は3990円?

    2013-09-26 01:20:16 | 書籍
     10月22日発売予定である三才ブックスの『周波数帳2014-2015』。9月25日にストリーミング放送が行われた「三ちゃんねる」では、表紙がほんのちょっとだけ映し出されていました。
     今のところ、公式サイトでは正式に発表されていません。編集者のブログツイッターで、情報が発信されています。

     タイトルや発売日は出ていたものの、価格は不明でした。ところが、セブンネットショッピングで価格が判明したのです。
     それによると、3990円とのこと。出版物は再販売価格制度により販売価格が決められているので、ほぼ間違いないと思われます。すでにISBN番号(978-4-86199-628-3)も掲載されており、入荷リクエストをすることができるようです。
     セブンネットショッピング以外でも、オンライン書店e-honにも掲載されています。ただし、発売前につき注文できないようです。
     これら2つのサイトでは、タイトルが『'14-'15 周波数帳』となっています。おそらく、仮題の模様です。

     なお、今のとことアマゾンには掲載されていません。ISBN番号があるということは、書店でも予約が可能と思われます。確実に入手したい場合は、予約するのも手でしょう。

    【23:40追記】
     発売日から1日遅れ、ようやく『ラジオライフ』11月号を入手したところ、『周波数帳2014-2015』の広告が掲載されていました。3800円+税とのことなので、税込み価格は3990円となります。これで、発売日と価格は確定でしょう。

    『航空無線のすべて総集編』&『周波数帳2014-2015』

    2013-09-22 23:35:43 | 書籍
     三才ブックスから、航空無線本である『航空無線のすべて』の最新刊『航空無線のすべて総集編』が刊行されることになりました。「総集編」と銘打つだけあって、前回の『航空無線のすべて2013』に比べて30%ボリュームアップしているとのこと。周波数情報を記載した『エアーバンド手帳2013-2014』が別冊付録となっているようです。
     9月28日発売で、価格は1500円(税抜き)。2日後には、イカロス出版から『航空無線ハンドブック2014』が発売されます。両方を読み比べるのもおもしろいでしょう。

     一方、『周波数帳』のタイトルが『周波数帳2014-2015』と決定したようです。編集者のツイッターによると、今回は1700ページを超えてしまった模様。より厚く、そして重くなるようです。
     こちらは10月22日発売ですが、価格はまだ発表されていません。1か月後ですが、今から楽しみですね。

    無線関係の書籍が続々登場

    2013-09-07 11:25:40 | 書籍
     先月にマガジンランドから『周波数バイブル FB2014』が発売されたのに続き、これから無線関係の書籍が次々と発売されるようです。

     まずは、毎年恒例のエアバンド書籍。イカロス出版は、『航空無線ハンドブック』最新版となる2014年版を発行します。現在発売中の『月刊エアライン10月号に、『航空無線ハンドブック2014』の広告が掲載されているのです。
     それによると、発売は9月30日。『月刊エアライン』11月号と同じ日となるようです。

     一方、以前お伝えした三才ブックスの『周波数帳』ですが、編集者のブログで発行がアナウンスされました。それによると、10月22日発売で今回も検索用CD-ROMが付録となるようです。

     今のうちに、本棚を空けておきましょう。