べつにそれで
気にする
こともなく
数年
十数年
生きて来ましたですけど
◇
それでも
それ
さすがに
どうだろう
◇
とまあ
あー
と思って
◇
まあ
可能性の
あるのは
旧友だった
禁ちゃん
ですけど
データ
抹消
なったと
思うです
◇
こないだまで
生きてた
おふくろは
そもそも
誕生日
覚えて
くれてなかったです
◇
言うと
あらそうかい
みたいな感じだった
◇
それでどうやら
この世に
そういう人は
まったこいない
◇
という事実に
思い
至りました
◇
でもまあ
それはそれで
あの
この頃
私が
思い捕らわれている
8月10日当ブログ
参照
≪南仏の安宿でトランク一つで
落命するダテ男≫
その空想
妄想で
◇
それ
歌手・詩人だったら
原作者のブレル
作家だったら
ダール
で
妄想している
わけですが
◇
初めてその
安宿の部屋に来た
超キレイな
新しい女性
との会話で
ワイシャツ
と言うか
オフホワイトの
少しイエロー味のある
柔らかい襟の
シャツ
ゆるめながら
『オレの誕生日だって?
それを知ってるヤツなんて
一人もいやしないさ』
みたいな会話!
したいでしょう
ねッ!
ねッ!
◇
言いたいでしょう?
手には
タバコでさー
だから
片手で
エリゆるめてさー
シャツ
淡い水色でも
いいです
◇
グレー
とか
◇
あああああああ
いいと
思うがなあ
◇
まあその
ほんとに
誕生日知ってる者が
誰もいない
その必要は
ないんですけどね
◇
ゆってるだけで
いいんですが
◇
でもまあ
肝心なこと以外では
ウソをつかないワタクシ
◇
ホントのことしか
言わないから
◇
あああ
言って見たい
ものです
出来れば
フランスゴで
◇
まあその
それで今日いちにち
その空想に
酔っていたら
バチが当たって
この話
へんなオチが
ついちゃって
◇
なんでか
夕方
古い兄が家に来て
「おいお前誕生日ここいらじゃ
なかったっけ」
と言った
◇
うるせいやい
よけいなお世話だ
と言ったんですが
ああ
話
くずれちゃった
なんて中途半端な
話の終わり方なんだ
なんか完全試合
阻まれた
みたいな
気がする
◇
あんなポテゴロに
◇
あーくそー
これからは
超キレイな
その安宿に
来た女性に
『兄貴には
月だけ当てられた…』
と注釈
つけなければ
いけない
◇
ブレルは消えて
ダールは消えて
だんだん
小さん師匠(先代の)
なっちゃっている
◇