その人がいなくなって
これから
生きるのをやめるか
どうするか
やめないとしても
その手立ても見つからないで
いるとき
そんな時に
あのきつい一日の
スケジュールを
こなせというのは
実際無理ではないだろうか
◇
わたしは
こんがり焼きの
控え室で
もういっぱい
限界いっぱいに
達しました
だって当然
あの晩は一睡も
出来ないし
それからも
一時間くらいの
ものです睡眠時間ってずっと
◇
もう終わらないかと
思えた一日が終わって
もう真っ暗な中
お山から下ってくるとき
考えたんですけど
相談なんですけど
そういうの
三ヶ月
ぐらいしてから
気持ちを
建て直してからに
してくれないでしょうか
だってもう
その日から
びっちり日程が組まれて
猛烈に動かされるなんて
キツイです
生きるのやめるか
どうするか
決められないで
いるところなんだから
◇
あれお相撲さんだって
引退してから
忘れた頃に
引退相撲?って
やると思うんですけど
あれは頭のてっぺんの
毛を剃ってあるから
生えるまで待ってるんだ
そうですけど
髪の毛で待って
貰えて
心の傷みで
待って貰えないと言うのは
少しヘン
◇
ほんとうにねえ
もう終わらないか
と思えた一日でした
春になって
もう若葉の季節に
変わる頃
やおら
立ち上がって
このスケジュールを
こなしたかった
◇
その頃の
風に吹かれるなら
まんだ生きていくことは
出来るように
思えるんだ
◇