超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・春眩し

2024-02-27 00:03:25 | 自作俳句
春めきて遠くの山は雪の肌
春光に弁天池の水も゙澄み
春暁に薄いコートで歩き出す

カーキ帽被りて見上ぐ枝垂れ梅
庭先に芍薬の芽が生え初めて
青信号渡りて町は木の芽晴れ

少年が顔赤らめて節分草
通学路春の自転車急ぐ腿
手を合わせ諸事願い事春薬師

垣根越し庭賑やかや百千鳥
山の裾ここ当分は春の雪
襟なしの白き部屋着で春眩し

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歳時記俳句・冴え返り | トップ | 歳時記俳句・春の襟 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿