超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・冬日和

2022-11-25 17:30:40 | 自作俳句
物件を見に行く車窓木々凍る
街並みが違って見える冬日和
久々に瞳をみつけ冬北斗
数か月勤め納めて凍土踏む
冷え込みに備えが過ぎて着ぶくれす
手袋で話したあとに葛湯飲む
記念日に寿し食べに行く雪囲い
考えをまとめるために炉に当たる
年の暮れ近くの森に熊眠る
お留守番垂れ耳兎と摂るディナー
学び舎は梟眠る森の奥
帰れない暗い夜道に冬の蝶
あの頃と変わらぬ街の草枯るる
中庭に舞う粉雪の万華鏡
初雪や過去のすべてが走馬灯

街並みが違って見える冬日和銀の翼で地図を見下ろす

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