超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

俳句歳時記で作句する

2021-08-08 07:48:43 | 自作俳句
角川俳句歳時記第四版をめくって夏の季語をよむ。

夢で逢う笑窪も消えて夏の露
遠き日にかざした指と二重虹
裏山に夢投げに行く炎天下
焼きついた記憶も遠い夏の雨
自転車で知らない町の南風
北国で止まらぬ汗の積乱雲
若き日のあの人が居る夏霞み
幕引けば地獄の眺め花畑
霊界の集合写真 滝しぶき
永遠に返信がない夏見舞い
懐に家出のすすめ夏期講座
信号で夏服通る風涼し
連休は古書に親しむ夏暖簾
夏服の笑顔が光る登校日
目に浮かぶ幼なじみの走馬灯

目に浮かぶ幼なじみの走馬灯忘れな草の誓い虚しく



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする