昨日は最寄り駅の櫻珈琲店でデミタスを飲んで空き時間を待つ。連れとセピア色の喫茶店に二人でいると学生時代を思い出す。待ち合わせ場所の居酒屋に行き、父を偲ぶ会が始まる。F島さんの一澤帆布は父の顔文字サインいり特製品だった。О野さんはアフリカの絵本を翻訳して卒業制作して製本して評判がよかった人。「こまい」の骨を抜くのが上手くて、毎年おいしい「こまい」を頂いている。編集者のG藤くんは青いカバという書店の話をしてくれた。S木くんは企業のパソコン関係や営業管理の仕事。古書店主のYくんは、古本で高くてよく出る本は、復刊するとよく売れると手に取るようにわかるという。恩師のIさんに酔って皆で電話して、Iさん夫妻は苦笑していた。G藤くんの出版社はかっこいい本ばかり出している、ロシア前衛ものとかが強いと話す。私の顔は父親に全然似てないと言って皆に大声で否定される。連れは札幌芸術祭の大風呂敷プロジェクトに参加して、地元の友人を20人ぐらい一挙に作って感心した、アフリカのカレーのレシピも伝承していると話す。私が書いたアクリル画のゾウのはな子の絵を見せて、丸くて四角いもの、ユング心理学の理想の元型だと言ってきょとんとされる。テレビの美術デザインはとにかくたくさんイメージ・デッサンを書きまくる仕事のようだとはなす。あとから来たKさんは、だいぶ貫禄があって、私とは好対照。やし酒のみの話、人類学は文学かという話、水木しげるもパペットアニメ化してほしいという話など話す。映像関係のNさんは小樽のドキュメント映画を撮ったと話す。今回来れなかった方のベーカリーに行く予定を決めて解散。愉しい会だった。
七回忌いたずら者が降りてきて出会いを眺め満面の笑み
七回忌いたずら者が降りてきて出会いを眺め満面の笑み