美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ Stranger in paradise を録音

2016-06-12 | Standards

トニー・ベネットの名唱で有名な曲、「Stranger in paradise」を

歌って録音し、You Tube にアップしました。


この曲の原曲は、クラシックの歌曲で、ロシアのボロディンが

作曲した「ポロヴェツ人の踊り」(Polovetsian Dances)です。

日本では「ダッタン人の踊り」とタイトルされています。

1890年に初演された歌劇「イーゴリ公」の劇中で歌われた歌曲

でした。楽園のような美しい祖国に想いを馳せる歌曲です。

そして、その初演から63年後の1953年にアメリカのロバート・ライト

(Robert Wright)とジョージ・フォレスト(George Forrest)が、

プロデュースしニューヨークのジーグフェルド劇場で公開した

「キスメット」(Kismet)というミュージカルで使われました。

・・・Kismetとは、運命という意味です。

このミュージカルでは、この曲の歌詞を「美しい風景、豊かな自然が

ある楽園でも迷い込んだよそ者には、慈愛を受ける事が出来てこそ

本当の楽園である」という内容の歌詞にかえられました。

本来オペラの曲なので、かなり声量が必要な難しい曲ですが、

トニー・ベネットが個性豊かに歌い、世界中でヒットしました。

マット・モンロー、フランク・シナトラなど多くの歌手も録音しています。

では、トニー・ベネットと現在のイタリアを代表するテノール歌手、

アンドレア・ボチェッリのデュオを。


原曲の歌劇 Polovetsian Dances

(ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊りと合唱」)

 

ミュージカル 「Kismet」 でこの曲を歌うシーンも You Tube にありました。

 

<歌詞>

Take my hand,  
I'm a stranger in paradise, 
All lost in a wonderland,  
A stranger in paradise.  

If I stand starry-eyed,  
That's a danger in paradise,  
For mortals who stand beside  
An angel like you.

I saw your face 
And I ascended  
Out of the commonplace  
Into the rare!  
Somewhere in space  
I hang suspended  
Until I know  
There's a chance that you care.  

Won't you answer this fervent prayer  
Of a stranger in paradise?  
Don't send me in dark despair  
From all that I hunger for,

But open your angel's arms  
To this stranger in paradise 
And tell him that he need be
A stranger no more

私の手を取ってください 
楽園ではよそ者なのです 
不思議の国ですっかり迷子になりました
私は よそ者なのです 

夢見るような目で立ちつくしていると
楽園では危険なこと 
あなたのような天使のかたわらに 
生身の人間が立っているのは

私はあなたの顔を見て
ありふれた世界を抜け出して 
天に昇りました 
めったにない場所へと 
宇宙のどこかで 
私は漂っています 
あなたが気にかけてくれる運命を
私が知るまでは。 

楽園にいるよそ者の熱心な祈りに
答えてくれませんか? 
私が心から望むすべてを 
暗い絶望へと追いやらないでください 

あなたの天使の腕を広げてください 
楽園にいるよそ者に 
そして彼に告げてください 
「彼はもう楽園のよそ者」ではないと

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする