瓦礫を受け入れられないとは非国民!といった声があります。
放射線量が0だと確約できるのであれば、全ての自治体は受け入れるはずです。
でも、これまでこの件に関する国の発表では、残念ながら正確であった情報の方が少ないくらいで、基準値以下とされる瓦礫が将来的にその土地にどのような影響を与えるかは未知数です。
自治体は瓦礫を受け入れるとお金がもらえるので、本来受け入れた方が財政面ではプラスになります。
住民の不安や健康の為に受け入れないと判断を下す首長さんの勇気も評価したいところなのですが・・。
全ては、発信される情報がわかり難く、正確ではないことが原因のような気がします。
怖いのは、放射能をばら撒いた原因や責任がうやむやになって「多少の放射能は我慢して暮らしましょう」といった風潮になることです。
放射能はヨウ素で8日、セシウムで30年、プルトニウムになるとその影響力が半減するのに2万年以上の時間が必要になるそうです。
それに、放射能は遺伝子や生体組織を直接傷つけるから、直らない傷が蓄積されることになるので、年配者はともかく子供には出来る限り近づいて欲しくないものです。(一定以上に傷が増えると癌などの原因になり、成長過程の子供はその影響を大人より多く受けてしまうとのこと。)
私も含めてある程度生きてきた人は良いとしても、子供達の将来の為に安心できる土壌を残したいと思うのは自然なことです。
正しい情報提供と適度の保証があれば、瓦礫を受け入れる、受け入れないでこれほどもめることはないはずなのでとても残念です。
・・・また書いてしまいました。
気になるのでこの件は一度頭から消去することにします。
写真は携帯のフォルダに残っていた、地下鉄で寝る東京事務所の藤原さん・・・平和の象徴です。