家と人、自分や仕事について

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風評被害

2012年04月17日 | 考え方

放射性セシウムの新基準値が4月から施行され、出荷停止や風評被害が広がっている・・・・といった報道がされています。

このような報道は、聞く側に大きな勘違いをさせてしまいそうです。

基準を超えるセシウムが検出された場合は、国民の健康の為に出荷停止になるのは当然です。

放射線量がゼロの農作物が売れなくなるのは風評被害ですが、報道の仕方を工夫しないと誤解を招いてしまいます。

そもそも基準値を超えるセシウムが出た場合は、法的に放射能を漏らしてしまった東電や国の責任になるので、その被害を保証しなくてはいけません。

基準値を超えていない作物でも0ではないとすると、子供達には食べさせたくないと思うのは当然で、買う、買わないの選択権も消費者にあるはずです。(子供の方が放射能の影響を受けやすい)

放射能が怖いのは、匂いがしたり、味が落ちたりといった、人間の本能では回避できないことと、症状として表面化するまでに時間がかかることでしょうか。

国や東電などが被害を受けた農家や漁師を明確に支援することを決め、スーパーなどで正確な線量を提示してくれると余計な風評被害も収まると思うのですが・・・。

現在は「放射能汚染があるかも知れないけど復興支援の為食べてください」と言っているようです。

これではまるで保証金を出したくないから安全だと言って、国民の健康を脅かしているように見えてしまいます。

世界一安全な国日本であって欲しい・・・。

保証金がかさむと電気代が上がる、税金が上がると言いますが、原発を維持管理する費用として年間5,000億円の税金が使われていると聞きます。

効率の良い火力発電所などは日本の技術があれば作れそうだし、原発を置くことで支払っている危険手当も相当なので、工夫すると相当節約できそうです。

努力されている方が多いこととは思いますが、国や東電のやることに違和感を持つことが増えている気がします。

 

・・・評論はやめて、子供達の未来を守る為にまずは自分のやれることをやるだけですね。