家と人、自分や仕事について

仕事で訪れる各地のこと、家のこと、自分の考え方など、出来る限り発信して行くつもりです。

汽車通学

2008年04月12日 | その他
北海道のJRの車両はまだまだ電車が少なく、札幌近郊以外のほとんどで汽車が走っています。車両の動力が電気ではなくガソリン(軽油?)なだけなのですが、東京にいた時の友達に「高校時代は汽車通学だったんだ」と話すと「汽車!?あの煙を出して走るやつ?」・・・「おいおい、それは蒸気機関車でしょ・・汗。」という会話になります。確かに一部の地域で蒸気機関車「SL」(函館~森間のみ期間限定で走っているので興味のある方は是非!)が走っていますが、それはあくまでも観光目的で運行しているだけで、庶民の足ではありません。

JR北海道は原油の高騰が響き赤字となっているようですが、ただでさえ経済が冷え切っている北海道で、原油高は深刻です(一時的に税率は下がってはいますが・・)。7年後に青函トンネルを越えてくる新幹線が起爆剤になってくれると良いのですが、仕事がら多くJRを利用するので心配です。国鉄時代、遠くの町に住む人のために採算を考えずに線路を延ばしたものを、民間で運営するのはかなり無理があります。田舎の不採算ラインは廃止となっても仕方がありません。そう考えると、郵便も電力も、バス、電車、飛行機なども採算を考えれば田舎には来なくなるでしょう。食料を生み出す田舎町が不便になり、人が住まなくなると、農家や酪農が衰退してしまうので食料不足が発生した時に慌てる様子が目に浮かびます。民営化も良いのですが、本当に必要なライフラインは何なのかをしっかりと検討する必要はありそうです。無駄な道路は確実に要りませんが、本当に必要なものと不必要なものの見極めは本当に難しいですね。政治家の皆さん、がんばってください!!

写真は八戸~函館間を繋ぐスーパー白鳥です。新幹線が開通したらなくなってしまう列車なので、それまではがんばって利用させて頂きますよ。