東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

a drop of rain 84

2015-03-29 | 雨粒
わたしは今日まで生きてみました

時には誰かをあざ笑って

時には誰かにおびやかされて

わたしは今日まで生きてみました



吉田拓郎『今日までそして明日から』より


* * * *

暗い深海をもがき歩くような、高くそびえる山をひたすら登るような、冷たい雨の降り続く平原をただ歩かねばならないような日々を経て、私は自分を好きになりました。

こう書くと、社会のどこに現れても通用するような人間に思えるかもしれないけれど、端から見たら何もない...まっとうな道を歩んでいない、ろくな人物に見えないのが私という人間でしょう(罪をおかしたとかでは無いけれども)。

悪い意味で人とは違う人生にいつも悩んできましたし、周囲の人々との差に愕然としたこともありました。

ただ、今は......一生懸命今日まで生きてきた。

それだけで充分なのではないかと思っています。これは自分に対してだけではなく、他の人々についても。究極、どんな歴史があったとしても、改め、またそこから今日まで生きてきたのならば、それもまた1つのかけがえのない人生に思えます。。。


ところでこの曲について私は勘違いをしていました。

“そして今わたしは思っています”という部分があるのですけれど、そこを私はずっと“そして今わたしは笑っています”だと思ってたんです。様々なことを経て、笑っています...と。随分幸せな勘違い。でも本当に、そんな風に笑えたなら──..と思いました。


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