さて、全曲を聴いてみた話を書きましたが、説明を読まずに聴いたので内容については正直???でした。タイトルと音楽がなんかミスマッチというか。
なぜこんなに明るいのってことなんですが。
ギリシャ神話はけっこう子供の頃から馴染み深いので、プロメテウスの物語も大筋は知ってたもんで、基本的には開放されるまで悲劇的で重々しい曲なんじゃないかと思ってたんですよねー。序曲はそれなりにその気配もあったし。
が、最初の方の「嵐」はそういう感じもあったけど、中盤以降明るく楽しげになる一方です。軽やかだ。
音楽としては全体に良かったと書きましたが、それはいったんプロメテウスの物語を忘れることにしたからなのでした。
しかしさてこれはいったいどういう脚本であったのか。
終曲などはエロイカ4楽章にも使われてますが、バレエ音楽としても踊りが目に浮かぶような優美な感じです。
プロメテウスが解放されての喜び?にしてはしかし、なんか違うなあ…と思いつつ、とりあえず、脚本がどういう感じだったのか調べてみました。
そしたら、まあ神話の流れとはほとんど関係ないんですねw
脚本はしかし、先回書いた振付師のサルヴァトーレ・ヴィガノーさんが書いたとあるから、依頼に従って作曲されたわけですよね。
こちらにざっくりした説明がありました。
http://www.brokat.jp/program-note/20080309beethoven.html
一部上から引用します。
≫ベートーヴェンのバレエ音楽の物語は、ギリシャ神話とはかなり異なります。そのストーリーは、炎によって木像に命を吹き込み、音楽によって魂を宿し、人間を創造していくというものです。
≪
全然違ってましたw
自己犠牲を払ってまでも人間に神々の火だけでなく、自分の死を予知できないようにしたとか忘れる能力を与えたとか、それでゼウスの怒りをかってとんでもない拷問を受けたがなんとか解放される…とか一切無視して、神による人間の創造、中でも”芸術的心の創造”のための神話みたいな感じですね。
もっと細かい説明が下記にありました。
このブログ主の方も最初の方でギリシャ神話とはまったくイメージが違うというのは書かれてましたが、海外版にあった解説を自分で訳した上で説明してくれてます。ありがたや。
結局全部の脚本というかバレエ台本は残ってないみたいですね。
動画も当然ないからどんなバレエだったのか不明、さすがに200年以上前だものなあ;
どうにかバレエを再演しようとする試みはないのだな。。。
音楽の方、全曲版は楽譜が残ってたからあるんですね~。
http://ameblo.jp/lyricwaltz22/entry-10022951977.html
おそらく当時上演は大好評だったというからには音楽と踊りは素晴らしく融合してたんだろうと思いますが、物語的にはちょっとどうだったのかなあという…。そこらへんで全幕台本は残らなかったのかなあと思ったりして。
いやしかしオペラとかも案外めちゃくちゃな物語でも残ってるのは残ってるからそうではないのか…。
でも1番を書いたばかりの新進気鋭の作曲家に依頼するとは天才振付師、さすがの目利きですよね。
上のブログ主さんが書かれてるように、結果的には後の交響曲作りに種がいっぱい育った音楽だったのだなあと思います。
前にベートーヴェンの全序曲集を聴いた時にもちらっと思ったんだけど、もうちょっといい脚本があればバレエ音楽二曲とか言わずにたくさん劇音楽でも傑作が残ったのかも。
なぜこんなに明るいのってことなんですが。
ギリシャ神話はけっこう子供の頃から馴染み深いので、プロメテウスの物語も大筋は知ってたもんで、基本的には開放されるまで悲劇的で重々しい曲なんじゃないかと思ってたんですよねー。序曲はそれなりにその気配もあったし。
が、最初の方の「嵐」はそういう感じもあったけど、中盤以降明るく楽しげになる一方です。軽やかだ。
音楽としては全体に良かったと書きましたが、それはいったんプロメテウスの物語を忘れることにしたからなのでした。
しかしさてこれはいったいどういう脚本であったのか。
終曲などはエロイカ4楽章にも使われてますが、バレエ音楽としても踊りが目に浮かぶような優美な感じです。
プロメテウスが解放されての喜び?にしてはしかし、なんか違うなあ…と思いつつ、とりあえず、脚本がどういう感じだったのか調べてみました。
そしたら、まあ神話の流れとはほとんど関係ないんですねw
脚本はしかし、先回書いた振付師のサルヴァトーレ・ヴィガノーさんが書いたとあるから、依頼に従って作曲されたわけですよね。
こちらにざっくりした説明がありました。
http://www.brokat.jp/program-note/20080309beethoven.html
一部上から引用します。
≫ベートーヴェンのバレエ音楽の物語は、ギリシャ神話とはかなり異なります。そのストーリーは、炎によって木像に命を吹き込み、音楽によって魂を宿し、人間を創造していくというものです。
≪
全然違ってましたw
自己犠牲を払ってまでも人間に神々の火だけでなく、自分の死を予知できないようにしたとか忘れる能力を与えたとか、それでゼウスの怒りをかってとんでもない拷問を受けたがなんとか解放される…とか一切無視して、神による人間の創造、中でも”芸術的心の創造”のための神話みたいな感じですね。
もっと細かい説明が下記にありました。
このブログ主の方も最初の方でギリシャ神話とはまったくイメージが違うというのは書かれてましたが、海外版にあった解説を自分で訳した上で説明してくれてます。ありがたや。
結局全部の脚本というかバレエ台本は残ってないみたいですね。
動画も当然ないからどんなバレエだったのか不明、さすがに200年以上前だものなあ;
どうにかバレエを再演しようとする試みはないのだな。。。
音楽の方、全曲版は楽譜が残ってたからあるんですね~。
http://ameblo.jp/lyricwaltz22/entry-10022951977.html
おそらく当時上演は大好評だったというからには音楽と踊りは素晴らしく融合してたんだろうと思いますが、物語的にはちょっとどうだったのかなあという…。そこらへんで全幕台本は残らなかったのかなあと思ったりして。
いやしかしオペラとかも案外めちゃくちゃな物語でも残ってるのは残ってるからそうではないのか…。
でも1番を書いたばかりの新進気鋭の作曲家に依頼するとは天才振付師、さすがの目利きですよね。
上のブログ主さんが書かれてるように、結果的には後の交響曲作りに種がいっぱい育った音楽だったのだなあと思います。
前にベートーヴェンの全序曲集を聴いた時にもちらっと思ったんだけど、もうちょっといい脚本があればバレエ音楽二曲とか言わずにたくさん劇音楽でも傑作が残ったのかも。