アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

余談

2014年12月28日 | Weblog
先日CMのネタを出したんですが、学習塾といえば私がこっちに来る前に勤めていたのは学習塾・予備校の経営会社でした。
だもんで、当時のことを思い出したりして。その勤務先の話など差しさわりのないことをぽろぽろっと書いてみますー。

結婚してから事務に転職して勤めた会社で、ちょうどバブル期だったもので経営はまずまず順調で、私がいた当時は自社ビルを増やしている最中でした。今現在は少子化やもろもろの影響で経営も厳しいようですが、少なくとも当時はかなりいけいけどんどん!でした。
私が所属していたのは学習塾の方でしたが、そこの教育本部というところに最初採用になって仕事はそこの部署の総務でしたが、講師採用の部署でもあり採用担当の事務仕事なども手伝ってました。
あと、部長の手書き文書をワープロ(当時まだパソコン普及してなくて会社で使っていたのはオフコン=オフィシャルコンピュータ。文書はワープロ)で打つということもやってました。なんせ悪筆の方だったので、その手書きの文書を解読できるのが私しかいなかった。というか慣れると仕事の内容が分かっているので文書の流れから書かれている文字が推察できるので打てるというやつだったんですが。
なんせ学習塾なので社員は大卒のみ、有名大学卒業もゴロゴロいましたが、例えばT大卒とかだと逆にいえば塾関係なんてまあちょっと卒業後の進路としては勝ち組ではない。
だもんで変わった経歴を持っておられたりしました。
一人の人はT大在学中に歌手を目指したとかで、実はS月みどりとデュエットデビューなんて話もあったらしい。
K応出の人たちはけっこうお金持ちの坊ちゃん系の人も多く、あんまり家がお金あるんで仕事しなくていいんだけどまあなんかしとくかで専任講師やってるみたいな人だったりしました。お陰様で、いい大学出てるから仕事出来るってことはないのだなあ、というのをいろんな人見て痛感しました。
どっちかというとW大出の人の方が苦労人が多くて実質的な仕事は出来るなと思ってました。
夜遅くになるので事務の正社員の仕事時間は12時から7時という一般とは違う変則で、夕方は夜間アルバイトに引き継ぐ。このアルバイトは大学生の女子を採用してるんですが、バイトにも採用試験していたのでそこそこ仕事ができる子しか取らない。性格も良い優秀な女子大生がいっぱい来て楽しかったです。入社した当時建設中だった自社ビルがT大近くに出来て、職場移転して1年ほど通いました。
総務なので備品類調達も仕事の内で総務の本部に注文して届く分以外はちょこちょこ直接購入もしていたんですが、そこにいたときはよくT大生協に買い出ししてたりしました。一般も利用可能だったので。ついでに学食でお昼食べたりしてw
本郷通りを歩いて通勤していたので懐かしいデス。でも通勤遠いとしんどいので自宅近い方の教室に異動希望出したので1年だけでしたが。

バブル期ならではで、会社から会議費とかゆって部長クラスは自由になるお金がけっこうあったのでよく上司の驕りでみんなで飲みに行ったものでした。女性社員が多い部署だったのでそれ以外でもしょっちゅう何かかにか理由付けては飲みに行ってましたねー。
夫ともよく二人で飲みにも行きました。群馬と違って電車生活だし、マンションは駅に近くて駅前に飲食店たくさんあったので学習塾勤務の4年間はなんだかんだと楽しい4年間でもありました。

採用関係の部署だったので、仕事関係のトラブルで一つ印象が深いのは、講師採用の試験を受けて落ちた男が逆恨みしてうちの部署に嫌がらせを仕掛けてきたことです。最初にペーパーテストを受けてそれは受かって二次面接で落ちた。その時の採用担当者の名前を騙って「トイレの工事を頼んだり」「寿司屋に寿司をたくさん頼んだり」してきた。工事はおかしいと思った業者から確認電話が来たので説明して断って済んだのですが、お寿司は実際に何人前も届いたので部長が払ってくれて、それをみんなで「旨いー!」とか言って食べながら、近所の寿司屋等に先回りして「うちの名前を騙るいたずら電話がありますので受けないでください」と電話掛けまわった。
その後は事務所に何回も無言電話が鳴り出したので、みんなで交代に取ってましたが、実は私には(あいつではなかろうか・・)と思い当るやつ(採用面接で落ちた中の男)が一人いました。
なんとなくそいつの感じが直感的にそういうことしそうな粘着な印象を私は持っていたのでした。
それで何回目かの電話を取った時に故意に会社名で出ないで「I泉でございます」とそいつの名前を言って出てみたんですねー。
そしたら無言電話がぴたっと止んだ。が、名前を騙られていた採用担当の社員が外出してたのがちょうどそのタイミングで帰社したので、そいつがどこかからかうちの会社の様子を監視してて帰社してきたから止めたのか、私に名前出されてヤバいと思ったのかどっちだろう?という話にはなりました。が、うちの部署のうちの採用担当者の名前を騙るのはここ近日で面接落ちた人間だろうという話にはなり、その中ではこいつだろうという線には落着き、そいつの履歴書をブラックリストに入れておいたんでした。

面白いのは、この話、まだ続きがあって。
会社がそこそこ大きいのでスタッフは二、三年ごとに入れ替えがあります。強烈な印象を残した逆恨み騒動も五、六年も経てば薄れますし、人もすっかり入れ替わった。そしたら同じ事件がまた起きたんでした。
しょっちゅう飲みに行ってたと書きましたが、異動した後もなんやかんや部署違いでも集まって飲んでいたら、お酒の席で「最近こういうことがあってねー」とその時の採用担当の子が話し出した。もしかして「I泉ってやつ受けて落ちてない?」と私が言うと、その子が「いた!」と言い出す。
「そいつよ、犯人は!」手口もほぼ一緒でした。
そもそも最初の騒動の時にブラックに入れて履歴書を前の担当者が見たら記憶で引っかかる筈なのに、スタッフが異動したのを見計らうとは(採用担当で募集要項に出る名前が違うからねえ)。
しかも結局落ちるとはw
いろんなことを忘れる私ですが、そいつの名前と顔写真の印象は今も覚えてます。住所も都内の高級住宅地でいい大学出てましたからいわゆる高学歴のいいとこの坊ちゃんですが、ともかく嫌な印象を醸し出す顔でした。うちに落ちたことにプライドが許せなかったのか結局どこも受からないけど聞こえのいい仕事はしたくて一巡してるのか、その心理は分かりませんが。今なら60くらいになってる筈。その後どういう人生を送ったか分かりませんが。

うちのオケやここを読みにくる人の中で採用関係の方もいるでしょう。
出来るだけ面接は一人ではやらないことです。たとえ一人で面接したとしても決裁権が自分にあるようには言わないほうがいいでしょう。
逆恨みされたりもあるので要注意です。
私はいろんなことは忘れますが、人の顔だけは妙な記憶力があり、そのデータからか採用関係ではけっこう直感が当たります。自分には決裁権ないんですが、今の会社でも「この人はいい」と思った営業は続いていますが、「なんでこんな人を採るのだ」という人はたいていろくでもないことを仕出かしたり不振で辞めます。(仕出かすだろうと思う相手の言動は注意してるので不正にもすぐ気が付く私…;)
女性の方がおそらくこういう直観力は強いと思われるので、面接の参考意見としては近くの女子社員等の印象を聞いてみたりするといいとは思いますよ。

以上長々思い出話でした。
学習塾は年末年始の休みは短く、冬期講習とかほんと大変で、春までピリピリしてたもんでしたw



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パート練習 | トップ | ゆく年くる年 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事